生涯いくら必要なのか|老後資金4000万円、養育費や介護費どう貯める?

計画的に生きるには

「生涯必要になる お金の総額」は知らなくてもよいことではありますが、でも、ある程度試算しておけば人生設計を立てやすくなったりします。

たとえば 生活の基礎(将来の安心)を組み立てるために、現在の自分の収入や支出を、どのように調整したらよいのかの目安にすることができます。

また、あらかじめ予想・備えをしているかどうかは、特に家庭を持った後の生活環境に影響を与えるので、結婚を考えている場合は1度試算しておくとよいかもしれません。

てことで、今回は!

僕らが生涯必要とする金額の内訳と、おまけとして、僕が どのようなライフプランを組みたてていくのかを紹介してみます〜

何にお金を使うのか?

まず、日本で暮らす僕らが生涯稼ぐ必要があるのは。。。

・現役の独身生活費

今現在の生活費として「月13万円程」と「年金や健康保険料・税金」が、最低限必要になります。

・老後資金(1人分)

4000万円

インド・プリーのビーチ(小舟と女性)の写真

それから、人によっては「家族を養うお金(養育費など)」も必要になりますので。。。

・親の介護費(1人あたり)

自宅介護は 月5万円

入居サービスは 月15万円

・子供の養育 教育費(1人あたり)

0〜20歳まで平均して だいたい月7万円

※あくまで全国の平均を参考にしていますので、これより高くなる家庭も 低くなる家庭もございます

では、これらをもう少し細かく見ていきましょう☆

自分のためのお金*

・現役の生活費

2020年現在の日本では、手取り月13万円で「1人暮らし + 貯金」ができると言われています。

てことで、今現在の生活費として「月13万円」と「年金や健康保険料・税金」は、最低限必要になります。

ビクトリア2軒目のシェアハウスの個室の写真

・老後生活費

これも安く見積もって月10万円、年120万円として 65〜90歳までの25年間で、3000万円。

(老齢年金の考慮なし)

・医療など予備費

老後、なにかあった時の予備として、1000万円用意しておけば充分だと言われています。

ちなみに 予備費に関しては、300万円くらいで見積もる方もいますし
家族関係や本人の気持ちの問題でもありますので、ここの幅は かなり広いようです。

※老後資金をどれくらい準備する必要があるのかは、受け取る老齢年金の額にもよります

貯金のコツを解説してみました↓
やるのは1つ!低給料でもお金が貯まる、お金の「使い方」

親の介護 1人あたり*

親自身が受けとる年金もありますでしょうし、これは子供(僕ら)が負担するのかどうかは家庭によりけりですが。。。

・自宅介護の場合

生活費:月3.5万円

通所サービス:月1.5万円

・入居サービス利用の場合

入居費:月15万円

目安はこんな感じ。

子育て 1人あたり*

・おめでた費

出産:50万円

(保険の手当があるので 自己負担は約10万円)

・生まれた瞬間からかかる保険料

国民健康保険料:月約3千円

・すこやか費

養育費:月5万(年60万)

フィリピン人の子供たちの写真

・学費(大学以外、公立として計算)

幼稚園4歳〜:月2万円
(年25万円・3年間)

小学校:月2.5万円
(年30万円・6年間)

中学校:月1.25万円
(年15万円・3年間)

高校:月3.75万円
(年45万円・3年間)

私立文系大学:入学金20万円、授業料 月9万円
(年110万円 ✕ 4年間) + 仕送り

メキシコ・チアパス州サンクリストバルの小学校でおすし作りの写真

・ぷち補足

各段階ごとに いろいろな手当や支援がございますので、その都度 要確認です☆

たとえば。。。

中学3年生までは児童手当

高校では就学支援金制度

大学も学校によっては給付金など各種ございます*

その総額は・・・

いったん軽くまとめますと〜

1:自分に必要なお金

生活費 月13万円

年金や健康保険料・税金(人による)

老後資金 4000万円

2:親の自宅介護費

2人分で 月10万円

3:子育て費

大学は含まずに、養育費と教育費の合計は

だいたい月8万円

マウイ島ビーチサンセットと父と姪の写真

ということは

両親を介護して、1人の子供を養うとなると

自分の生活費13万円 + 介護費10万円 + 子育て費8万円

= 月31万円 + 保険料・税金

これに、自分の老後資金4000万円の準備を加えていきます。

(奥さんは共働きをするかどうかで、いろいろと変わってしまうので、今回は奥さんの生活費等は計算に含めていません)

※念押しで もう1度言いますが、全国の平均を参考にしていますので、これより高くなる家庭も 低くなる家庭もございます

僕は こんな感じ〜

僕は現在32歳ですが わかりやすくするため、35〜65歳までの30年間で構築するプランで考えていきましょう。

1:貯金1000万円

2:3000万円以上の資産構築

3:海外移住

貯金は1000万円*

まず、僕は65歳までに貯金を1000万円にします。

単純計算で1000万円を30年(360ヶ月)で割ると、毎月約2万8千円を貯金することに。

老後必要になるのは4000万円なのに、1000万円しか貯金しない理由は、僕が銀行預金が あまり好きではないからです。

普段 何気なく利用している銀行預金ですが、実は かなりのギャンブル要素がある と僕は思っているんですよね。

興味がある方は「お金持ちたちが なぜ貯金しないのか」を調べてみてくださいませ*

僕も「定期預金」の解説をした際に、軽くその話題に触れましたので よかったら↓
利息で41万円稼いだ僕が、定期預金を絶対オススメしない理由

運用した方がお得ですしね↓
お金持ちになる準備|目的や目標金額によって異なるプラン

資産で3000万円*

じゃあ残りの3000万円は、どのようにして用意するのかと言えば。。。

それと同等の「資産」を30年かけて つくります。

資産とは お金自体のことではなく、「持っていると お金を生みだしてくれるもの」を示します。

たとえば不動産(賃貸アパート)なんかは、入居者さえいてくれれば、家賃収入が毎月入るようになりますよね☆

そういった資産を3000万円分用意して、その資産をもとに、年間60万円以上の不労所得が発生する仕組みをつくっていきます。

目標は生活費のすべて(年120万円)を不労所得でまかなうこと〜*

ちなみに 持ち家は資産になりません↓
お金持ちになれない理由|なぜ負債を負債だと気付けないのか

やるしかないっすね!

とりあえず3年後、35歳の僕が個人的に 最低限必要になりそうなのは。。。

(両親は元気だし年金もありますので 介護費は必要ないかもだけど、1人分で計算しておきます)

生活費13万円 + 介護費5万円 + 貯金2.8万円

= 月21万円 + 保険料・税金 + 資産の構築

子供ができたら、これにプラス8万円ってことか〜

今の収入じゃ足りないなぁ(笑)

がんばって仕事を軌道にのせて、資産運用にドンドン挑戦していきます!

余談:年金と預金 の 話

余談1:年金はもらえない?

今の日本、というか世界を見ていると、あらゆる制度が いつ帳消しになっても おかしくないような状態に思えるので、
僕は国民年金に加入してはいますが、老齢年金は受けとれないものとして老後の準備をしていきます。

もしも 年金をもらえるのならラッキー☆
その分は 遊びにつかわせていただきましょう♪

年金豆知識ございます↓
国民年金の裏技|納付額は安くなるのに、老後の受給額を180万円以上高くできます*

自転車日本一周:北海道のひまわり畑の写真

余談2:預金なんてしないぜ!

貯金を1000万円にすると言いましたが、節税も兼ねて。。。

貯金は500万円以下におさえて、残りは小規模企業共済や国民年金基金など、なにか別の方法で 積み立てていこうかなと思っています*

くり返しになるけど、貯金はギャンブルですから〜

超余談:お金の価値について

超余談1:お金の価値を自分で変える

ある程度の資産を構築して、子供も成人したら物価の安い海外移住も ありかもしれません。

僕は長いこと旅人生活をしておりまして、国をまたぐごとに
自分のお金(日本円)の価値が、大きくなったり小さくなったりするのを幾度となく経験してきました*

食事はパンとパテだけで やりすごした国もあれば、
メイン料理におかず、ビールにデザートで爆食い爆飲みする国もございます☆笑

物価の差って、本当に大きいんですよね。

高台から見るメキシコ・シポリテのビーチの写真

超余談2:お金自体の価値が変わる

これは他の記事でも ちょこちょこ触れている話なのですが。。。

お金が誕生してからの歴史の長さで言えば、
もう間もなくで「世界の お金の価値が ひっくり返る日」がきます。

はじめは「既存の通貨の価値」が何らかの変化を起こし、その次に「お金自体が世界から消える」はずです。

だから 今から老後資金の準備とかをはじめても、無駄になってしまう可能性がありますが
まぁ それまでの時間、このマネーゲームを楽しんでいきま〜す

(僕が生きている間に その日がこないかもしれないし)

あ、お金の価値がひっくり返る説は、世の中の動き(科学の発展や人の思想の変化)を見ていて「僕が個人的に思っただけのこと」なので、軽く流してくださいませ〜

まとめ

生涯かかるお金は。。。

1:自分に必要なお金

生活費 月13万円

年金や健康保険料・税金(人による)

老後資金 4000万円

2:親の自宅介護費

2人分で 月10万円

3:子育て費

大学は含まずに、養育費と教育費の合計は

だいたい月8万円

合計すると。。。

自分の生活費13万円 + 介護費10万円 + 子育て費8万円

= 月31万円 + 保険料・税金

これに、自分の老後資金4000万円の準備を加えていく。

こんな感じ〜

もちろん これはただの全国平均ですし、いろいろな手当もありますので、これより高くなる家庭も 低くなる家庭もございます。

いかがでしたでしょうか?

高すぎると感じたり、意外と低くて安心したり 感想は人それぞれだとは思いますが、
とりあえず 今の僕の年収では足りないので、今後は

1:自営業を起動に乗せる(システム化)

2:資産の構築

3:海外移住の検討

を進めていきます!ガンバるぞぉ〜!

今後のプランについて軽く書いてみました↓
他人任せでは何も始まらない、結局やるのは自分|どうやってお金持ちになろうかな

はい、以上〜
日本で生活する上で生涯必要になるお金についてでした!

リアル人生ゲームが、おもしろい☆

最後までお読みくださり ありがとうございました(^^)
この記事が すこしでもお役に立ちましたら 嬉しいです*