報酬受取を断ってみた
とある農家さんのもとでアルバイトとして働かせていただき、お給料日当日になって
稼いだお給料43万0500円の全額をその農家さんに寄付させていただきたいことを伝えてみました・・・
が、しかぁ〜し!
そこから話し合いになり、結論から言うと 寄付の提案は通りませんでした。
なので、児童養護施設などへの寄付・贈答だけを個人的に行い、それを差し引いた残りの分は僕が受け取らせていただきました。
(もともと稼いだ分のお給料の一部をつかって、その農家さんから農産物を購入させていただき、児童養護施設などへ寄付し、残った分をすべて農家さんにお返しするつもりだった)
ちなみに僕がお給料を寄付しようと思った理由は、お金を稼ぎたいから農園に働きにきたわけじゃなくて
「働きたいから働きにきただけだし、僕のお給料分を農園の発展に すこしでも役立ててもらえたら嬉しい と思ったから」です。
アルバイトのフリをしていた意図や話し合いの詳細などは、のちほど余談でするとして。。。
僕がボランティアのつもりで来ていることを、農家さんに伝えるまでの期間は1ヶ月以上あって
その間は、僕自身はボランティアのつもりで働いていましたが
ほかのアルバイトの人達と同じ条件(むしろ週6日フルタイムで勤務したので、僕が1番多く働いてた)にも関わらず、僕の仕事のモチベーションは下がることがなく
普通にお給料をもらって働いていた他の仕事と同じか、それ以上のモチベーションで働き続けることができました。
てことで、今回は!
モチベーションの正体や、仕事のやる気がでない原因について〜
・・・そういうわけで、この記事の本当のタイトルは
「給料を全額寄付させてくださいとお願いしたら、断られた」です。苦笑
モチベーションが下がらなかった理由
まずは、タダ働きをするつもりであったにも関わらず、僕のモチベーションが下がらなかった理由から。。。
それは ズバリ!
仕事に求めることや、仕事を通して達成したいこと等を「お金(お給料)に設定しなかったから」です〜
「なんだ、そんなことかい」と思う方もいるかもしれないけれど
これが今回 僕が1番伝えたいことで、人生を送る上でも とても大切なことなのですが
ポイントは
仕事の目的や目標は「自分で自由に」設定することができて、
また、設定しなおすことも「いつでも」できる
ということ☆
モチベーションの正体!
当たり前ですが仕事の目的や目標というのは、たとえ同じ会社の社員同士であっても1人1人異なりますよね?
経営理念として会社などの集団全体の活動方針はあるかもしれませんが、それとは切り離して
なぜそこで働くのかとか、なぜその仕事を選んだのかは各自で設定することができるし、実際みんな違うはずです。
(経営理念が、各従業員の目的や意識に影響を与えることはある)
そして 会社の理念よりも、自分で決めた目的とか目標の方が「仕事意欲」や「働く原動力」に、強く反映・変換されていきます。
つまり
仕事のモチベーションの正体とは「『働くこと』に、自分自身で与えている意味や価値」そのものであり
どこに所属して、どんな仕事をしているのかは重要ではない
ということになります☆
つまりのつまり
目的や目標(仕事の意味や価値)とは「個人の意志」のことで、もっと砕いて言えば ただの「個人的に考えていること」ですので、故に いつでも自由に自分で設定したり設定しなおすことができるんです〜!
仕事のやる気がでない原因
モチベーションの正体がわかったところで、あらためて僕の状況を考えてみます。
今回僕が設定した、農家さんで働く目的は「人の役に立つこと、助けになることをするため」です。
これが「その農家さんで働くこと」に、僕が与えた意味なんですけどね、
そもそも仕事とは「他人に幸せを感じさせてあげること」ですから、仕事をした時点で もう僕の目的は達成される(やりがいを感じたり、心が満たされる)わけです。
だから、この仕事をした後の報酬の有無(お給料額の大小)に、僕のモチベーションが左右されることがなかったんです。
メンバーに恵まれて、めっちゃ楽しい職場だったのも大きな要因*
はい、ここが大事なポイント!
設定する目的によっては、「仕事をした時点で」やりがいや幸福感まで味わえるということは
逆に、仕事のモチベーションが上がらないのは「目的や目標の設定ミスが原因の1つとして考えられる」のと同時に、
モチベーションを向上させるために必ずしも仕事を変えること(部署異動や転職など)はしなくてもよい、ということでもあるんですよね☆
仕事を変える必要がないのは、仕事の目的や目標が「自分で いつでも自由に設定することができるものだから」です。
ただし 個人の目的や目標設定とは別で、人間関係が良くないとか作業の向き不向き、それから肉体精神的にツラいなど
「労働環境の問題」が、モチベーション低下の原因になっている場合には、職場を変えてみるのも1つの手だと思います*
人は限られた短い時間しか生きることができませんし
その貴重な人生の一部を、やりたくもない仕事でムダ使いしたくないですよね★
補足1:「我」とモチベーション
「自分の意志」が強くなりすぎると、それがモチベーションに影響を与えることもあるようです。
たとえば 僕は、個人的なスケジュールとか「やることリスト」をつくる習慣があって、
この仕事は○月○日までの予定だから、これが終わったらアレを3週間やって、アレをやりながらソレをこなして・・・
といった感じなんですけど、それが崩れた時に 現行の仕事に対する不満が でることがありました。
ちょっと詰め込みすぎたかなぁ(苦笑)
スケジュールは ただの一例で 要は、個人の思い(我)が強くなってくると、
「我」と「他者(環境も含む)」との間にズレがおきた場合に、モチベーション低下や不満につながる可能性があるってことかな★
初心忘れるべからず、てことですね☆
僕も精進いたします〜
補足2:仕事の成果は関係ない
僕が設定した「人の役に立つこと、助けになることをするため」といったような目的の場合は、人の役に立てば立つほど達成感(幸せ)を感じることができるので
要は自分の本気度が、そのまま自分の幸福感の大小に反映されます。
(仕事に真剣に取り組むほど、他者や社会へ貢献している実感が強くなるから)
んで、本気度ってのは「自分の心の状態」のことですよね。
自分の仕事の出来を、自己評価する際の基準が「心の状態(本気度)」になっているわけなので、
どれくらい仕事をこなせたかというような「仕事の成果」は、僕の幸福感とは そこまで強い結びつきはありません。
生産量とか売上などの実質的な成果ではなくて、
他者や社会のために「どれくらい真剣に仕事をしたのか」の方が、僕にとっては大切なんです。
もちろん雇用主とかお客さんにとっては成果は重要なものですし、僕も手を抜いて働いているわけじゃなんですけど
「他人にとって重要なこと」と、僕ら「働く側のやりがいや達成感、幸福感」は別次元におくことができる
てことを言いたいんです*
・ぷち余談
僕が、金銭的な報酬をなしにして「人の役に立つこと、助けになることをするため」だけに働く目的を設定するのは、今回の企画だけです。
くり返しになりますが 働く目的や目標は「自分で いつでも自由に設定することができる」ので
次の仕事は 違う目的か、また無報酬での社会貢献を目的にするか、その仕事をはじめる時に改めて考えます〜
当たり前ですが、企画や事業ごとに目的や目標は異なりますので、企画によっては報酬(お金)に設定もいたします*
ちなみに仕事の目的は 大きなくくりから順に、会社ごと、事業ごと、企画ごと、日ごと等
その都度、その状況に合わせて それぞれ設定することができます(^^)
モチベーションの上げ方は・・・
じゃあモチベーションや仕事の充実感を上げるには どうすればいいのかってのが、1番肝心なところなんですけども
記事がメチャクチャ長くなってしまったので、今回は ここまでにいたします〜
次回は
☆他人のモチベーションを上げるために、経営者や上司も含めた「まわりの人が」してあげられること
☆働き手自身ができること
☆お給料ではモチベーションが上がらない理由
これらについて解説していきます〜
つづきはコチラ↓
「転職しても仕事はつまらない|モチベーションの正しい上げ方」
おまけ:寄付を断られた理由とか
☆秘密にした理由
僕がアルバイトのフリをしていた理由は、はじめからボランティアだと伝えてしまうと
ほかにもアルバイトさん達がいる中で僕だけボランティアでは、農家さんや周りの人達が僕に仕事を頼みづらくなるかもしれないと思ったからです。
週6日、毎日8:00〜17:00までガッツリ働いてきました☆
☆寄付の内訳
お給料になるはずだったお金の一部を使って、その農家さんで採れた作物を購入し
児童養護施設や、お世話になっている人達に贈らせていただきました。
そして贈り物をしたあと、残りのお給料の全額を農家さんに寄付させていただく・・・予定だった。
☆寄付を断られた理由?と結論
僕は お金を稼ぐために ココ(農園)に来たわけじゃなくて、働きたいから来ただけであることや
節税に関することなど、僕の思いをいろいろ伝えた上での農家さんのお返事は。。。
仕事をしてもらったわけだし、その分の報酬は ちゃんと受け取ってもらいたい
ということでした。
(そりゃそうですよね。笑)
深彫すれば、農家さんの経営理念の話も出てくるんですけど、今回は そこには触れません*
んで、税金対策をしたいのであれば、報酬を僕個人の事業への投資にまわして 全額経費で落としちゃうのもありだよね〜といったような話もいただいたので、
それがお互いに納得のいく結論だなと思い、報酬をいただくことで話がまとまりました。
☆農家さんへ寄付したかった理由
来年も農業で たくさんの人を笑顔にしてほしいし、雇用を生みだしてもらえたら嬉しいので
(全体の利益で見たら微々たる額かもしれないけども)、僕のお給料を農家さんの発展に役立たせていただけたらなと思い〜
ステキな職場だったから、ここで働ける人が増えたら嬉しいし(^^)
☆児童養護施設に寄付した理由
この農園のシャインマスカットがメチャクチャ美味しいので、いろんな人に食べてもらいたいと思ったことと
子供の未来には無限の可能性があるので、その未来をマスカットで ほんの少し、ほんの少ぉ〜しだけ明るくしてあげられたらいいなと思ったことが、寄付をしたキッカケです。
マスカットを食べたくらいで未来が明るくなったら苦労しないわ!って思う方もいるかもしれませんが、
こういう「本人ですら気づけないほどの小さな出来事」の積み重ねこそが人生をつくりあげていく、僕は そう思ってるんです(^^)
今の自分が なぜ幸せなのか、あるいは なぜ不幸せなのかをよく考えてみると、ね*
まとめ
会社などには経営理念や活動方針があるけれど
仕事の目的や目標は個人的に決めることができるし、仕事意欲や原動力(モチベーション)になりやすいのもコッチ。
つまり仕事のモチベーションの正体とは「『働くこと』に、自分自身で与えている意味や価値」そのもの。
それは結局、ただの「個人的に考えていること」でしかないので、いつでも自由に自分で設定したり設定しなおすことができる☆
また仕事の目的を「仕事の後に得られるもの(報酬など)」に設定しなければ、
「仕事をした時点で」やりがいを感じたり、幸福感まで味わうこともできる。
たとえば 僕の場合、仕事の目的をお給料ではなく「人の役に立つこと、助けになることをするため」に設定したのですが
そもそも仕事の意義自体が「他人に幸せを感じさせてあげること」なので、仕事をした時点で もう僕の目的は達成されていた(やりがいを感じたり、心が満たされていた)。
だから 報酬の有無(お給料額の大小)に、僕のモチベーションが左右されることもなかった。
さらに仕事の出来を自己評価する際には「自分が どれだけ真剣に仕事に取り組んだのか」を基準にしているので、
生産量や売上などの雇用主が求める「実質的な成果」とは切り離して、達成感や幸せを感じることだってできます(^^)
(もちろん雇用主にとっては成果は重要だが「雇用主にとって重要なこと」と、僕ら「働く側のやりがいや達成感、幸福感」は別次元におくことができるってことが言いたい)
こういったことから、仕事のモチベーションが上がらないのは「目的や目標の設定ミスが原因であることがわかる」のと同時に、
仕事を変えなくても(部署異動や転職をしなくても)モチベーションを向上させることはできる、ということもわかりました☆
(人間関係が良くないなどの「労働環境の問題」が、モチベーション低下の原因になっている場合は別)
仕事のモチベーションの正体がわかったので、次回はモチベーションを上げる方法を解説いたします☆
はい、以上〜
報酬(お給料)はゼロでも、僕の仕事のモチベーションが下がらなかった理由について、でした!
(結果的には、報酬を受け取ることになったけどね)
最後までお読みくださり ありがとうございました(^^)
今日が皆さんにとって よき日となりますように*