悪用されるほどの影響力「人の見た目」について|人間関係の悩み解消方法

好き と 嫌い

人の見た目は、それを見た他人に与える影響が非常に強く、中には その作用を悪用する人がいるほどです。

故に、そんな効果があることを知らないがために、「自分では氣づかない内に」マイナス効果を発揮してしまっている人もいます。

てことで 今回は!

心理学の「光背効果」と「初頭効果」を、人間関係で有効活用する方法について〜

心の中では人と仲良くしたいと思っているのに、なかなか人と仲良くなれない・・・
その悩みは、もしかしたら「自分の外見や第一印象」を変えることで、改善できるかもしれません(^^)

・本日の参考著書

人間関係に活かす!使うための心理学/著者:原田 玲仁

知らないと損する「心理」

今回は僕が心がけている「他人から好かれる 最も簡単な方法」を紹介したいのですが、
それをスムーズに実践できるように、「光背効果」と「初頭効果」について簡単に説明いたします。

この2つの心理効果が、他人が自分のことを好いてくれるか嫌いになるかの、重要なカギになります☆

妄想と現実の区別がつかなくなる

たとえば誰かの外見を見ただけなのに、性格等その人物の全体像まで、なんとなく連想してしまったことはありませんか?

町を歩いているとき。。。

スキンヘッドで眉間にシワを寄せ、怒り肩で歩いてくる人を見かけて
「こわ!ヤバい仕事してそう・・・ こういう人とは関わりたくないな〜 」と思ったり

服をキレイに着こなす人を見かけて
「仕事とか しっかりできるんだろうな〜 家も整理整頓されてオシャレそう*」と思ったり

こんな感じで、相手の見た目から想像が膨らんでいくことがありますよね。

これは心理学では「光背効果」と呼ばれるもので、相手の一部分だけを見て、それ以外の部分まで 同じような印象で連想・評価してしまう心理のことです。

その効果は強力なので、ビジネスシーンで使われることがありますが、もちろん日常でも活かすことができます☆

maktub試写会の写真

でね、ここが重要なポイントなんですけども。。。

出だしは、見た目から連想した単なる妄想でしかないはずが、
それは妄想だけにとどまらず、相手の「本当の」印象やイメージと強く結びついていってしまう
んですよね。

ただの勝手な妄想のはずが、それが本当の相手だと錯覚してしまうって感じかな〜

たかが外見、されど外見。
あなどれません。。。

6秒で決まる「損得」

つづきまして、第一印象についてのお話〜

人の脳は、誰かと出会って1〜6秒の間に「相手の印象」を(勝手に)決めると言われています。

フィリピン人家族の写真

また「初頭効果」という心理も働くため、最初に決まってしまった その印象は、その後も長時間維持されつづけます。

(「認知バイアス/著者:鈴木 宏昭」によると第一印象は とても強固で、1度できあがってしまった自分の人物像を、あとになって変えることは とても難しいそうです・・・)

つまり最初の印象が わるければ、あとから印象を良くするのは困難だということなんですけどね、

これは逆に言うと

最初さえ良ければ「いい印象が残るので」あとが多少の手抜き(笑)でも悪化しにくい、ということでもあるんです。

(だからといって、第一印象だけ良くして あとはお粗末でもいいという話ではありません)

5大要素☆

話をいったん整理します。

1:人は、相手の一部分だけを見て、それ以外の部分まで同じような印象で連想・評価してしまう

2:第一印象は強固でなかなか覆せない

この2点からわかることは、人(相手)の印象が「どのようにして形成されるのか?」を知っておくと、人間関係の改善にかなぁ〜り役立つ!ってこと〜

もちろん印象が決まる要素は いろいろとありますし、個人差もありますが、その中でも みんなが共通に持っていて、かつ 影響が特に強いのが。。。

1:雰囲氣・外見

2:表情・視線

3:声の質・話し方

4:しぐさ・姿勢

5:話す内容( ≒ 思想)

これら5つであり、影響力の強さも この順番通りであることがわかっています。

ちょっと違う言い方をすると、どんな性格なのか等の内面的な部分ではなく、外面を意識するだけでも自分の印象をコントロールできてしまうってこと(笑)

スイス・インターラーケンの山頂の写真

・ぷち補足

5つの要素をよく見てもらえればわかると思いますが、「外見」とは 顔のつくりや体型のことではありません。

恋愛においては人それぞれの好みがあると思いますので、相手の容姿も判断要素になるのかもしれませんが、今回話しているのは「社会的に好かれるポイント」でございます(^^)

笑顔も いろんな意味で良い効果を発揮してくれます↓
作り笑顔は座禅と同効果|体の反応と心理作用が反則レベル(笑)

補足1:脳の構造上、そうなんです

ちょっとだけ理科のお話。。。

人の脳の75%を大脳が占めているのですが、その大脳の50%は「視覚」に関する処理を行うために使われています。

(のこりは聴覚10%、触覚と味覚10%、運動20%、その他10%)

さらに五感による知覚( ≒ 取りこむ情報)では、視覚が8割を占めていると言われています。

故に、見た目が優位になるのは そもそも当たり前なことなんですよね。

・ぷち余談

知識が増えるほどに、今まで見えなかったものが見えるようになってきます。

 世界の見え方が変わると言った方がいいかな↓
思考と視界の関係|なぜ知識を増やすだけで生活が豊かになるのか

他人に好かれる極意

ここまで紹介してきたことは。。。

☆光背効果

相手の一部分だけを見て、それ以外の部分(相手の全体像)まで同じような印象で連想・評価してしまう心理

☆初頭効果

最初に決まってしまった相手の印象(第一印象)は、その後も長時間維持される

☆第一印象

1〜6秒の間に脳が勝手に決めてしまう

☆人の印象

人の印象を形成する際、5つの要素が強く影響する(特に外面)

オクトーバーフェストでホズミンとの写真

はい、出揃いました〜!

じゃあ それらを一言にまとめると。。。

「とりあえず外面だけでも磨いておけば、なぜか いい人に思われてしまう」

です!

((爆))

このまとめ方にすると、なんかズルく思えちゃいますね(笑)

でも心理学的にも、他人の印象を決める際に外見が重要な要素になることは わかっていますし、
これが本当に(僕なりの)「最も簡単に はじめられる、他人に好かれる極意」なのでございます。

南米ボリビアのエケコ人形の写真

・ぷちぷち補足

印象づくりの例を簡単にあげると。。。

☆社交的で元氣なイメージ

「親しみ」の心理効果を持つオレンジのものを身に着けて、大きな声で笑顔全快で挨拶

☆誠実なイメージ

「知的さや信頼」の効果を持つ青や紺を身にまとい、やさしい声で挨拶

こういったことを出会って6秒以内に仕掛けてしまえば、その後が非常ぉ〜に有利になるってこと(笑)

先手必勝なり!

補足2:外面は内面の現れ

ちゃんと話しもしないうちから、人の良さなんてわかるわけない!
人を外見だけで判断してはいけない!

という氣持ちは よくわかりますし、もちろん僕も そう思っていますが

今回 僕がしているのは、そういった私的な思いや感情よりも深いところにある
「心理( ≒ 脳の機能)」の話であって、そして それは無情にも強固なものなんですよね。

民家のイルミネーションの写真

とは言ましても、

そもそも人の外見というのは「人の内面」が そのまま映し出されているものだとも、僕は思っています〜

どんなにキレイに着飾ろうとしても、表情や声の質、しぐさや姿勢、行動や発言には「人の心」が必ず反映してしまうものだからです☆★

それから、その人が「潜在的に求めていること(思考のことではない)」も外見に よく表れています。

なので 最終的には「内も外も、バランスよく磨いていくのが1番」という結論には辿り着くんですよね*

ただ、見た目などの外面を変えることは、自分の内面を変えることよりも比較的取り組みやすいですよ〜 というお話です(^^)

自分の性格や考えを変えるのって、なかなか大変ですもの。。★

余談:はじまる前から不利な人

ここまで読んでくださった方は、もしかしたら お氣づきかもしれませんが。。。

外面をあまり意識していないと、出だしの時点で不利な状態から はじまっている可能性があります。

ガビーン

もちろん「他人からの評価なんて氣にすることなく、本人が心豊かにすごせること」が何よりも大切なことです。

でも人間関係を良くしたいと思うけど、もしも今まで外面に氣をつかってこなかったのなら、そこを意識してみれば、また何か違ってくるかもしれませんね(^^)

まとめ

自分の外面を良くすることは、人間関係をよくする手段の1つになる。

そのカギは「他人を見るとき」の人の心理にある。

たとえば。。。

☆光背効果(強力)

相手の一部分だけを見て、それ以外の部分(相手の全体像)まで同じような印象で連想・評価してしまう心理

☆初頭効果

最初に決まってしまった相手の印象(第一印象)は、その後も長時間維持される

☆第一印象

1〜6秒の間に脳が勝手に決めてしまう

☆人の印象

人の印象を形成する際、5つの要素が強く影響する(特に外面)

などがあります。

これらのことから

とりあえず外面だけでも磨いておけば、いい人に思われることはできるし、
逆に 外面をおろそかにしていると、それだけで自分の「全体的な」人物像において、他人へマイナスの印象を与えてしまう

ということがわかる。

自分の内面を磨いていくことも もちろん大切ではありますが、
外面の方が比較的簡単に変えることができるので、まずは そこから取り組んでみるのもありだと思います(^^)

んま〜 そもそも、自分を変えたりすることは「やらなきゃいけないこと」ではありませんので、氣の向くままにマイペースでいきましょう♪

はい、以上〜
人間関係の改善につかえる「6秒以内に他人から好かれる方法」について、でした!

今回僕が参考にしたのは「人間関係に活かす!使うための心理学/著者:原田 玲仁(ポーポー・プロダクション)」です。

こちらの本には光背効果、初頭効果をはじめ、仕事や友達、家族間で起こるトラブルは どのようなこと(心理)が要因になっているのか
それを改善していくには どんなことをしたら良いのか等が、わかりやすく紹介されています。

浅くも幅広い内容が扱われているので、心理学ってどんな学問なんだろう?という はじめての方でも楽しめると思います(^^)

興味がありましたら ぜひ読んでみてね〜*

通販でも購入できます↓

おまけ:外面が、内面を変える

所詮は外っ面じゃないか!て感じなんですけどね、
でも自分の心などの内面が、外面に反映されるのと同じようにね、

先に外面を変えることで、自分の内面まで変わってくる

という逆パターンも充分ありえます。

わかりやすく超極端な例をあげてみます*

仮に、あなたがミッキーマウスやドラえもん等の着ぐるみを着たとしましょう☆

スペイン・マドリードの怪しいミッキーマウスの写真
(マドリードにいた怪しいミッキーマウス)

キャラクターの姿をまとうことで、なんとなく そのキャラクターのイメージが自分の中に入ってきて、振る舞いなども自然にそれっぽくしてしまうと思います*

完全に本家キャラクターのコピーには ならなくても、少なくとも普段の自分とは何かが変わるはずです。

まわりの反応だって変わってきますから、自分の氣持ちが変化するのは自然なことなんですよね。

(自分のことを見てくれる まわりの人達は、「自分の(新しい)見た目」からの光背効果の影響を受けているので、自分に対して抱いてくれる感情や反応などまで変わります)

だから、たとえば服装を明るい雰囲氣にしたのであれば、ほんの少しかもしれませんが、それは自分の内面も明るくしてくれます。

ピシッとした白いシャツに、スリムなズボンを履けば氣持ちを引き締められるかもしれません。

これは服装だけの話じゃありませんよ〜

表情、話し方、しぐさ、話す内容、普段の行いなどなど。。。
こういった外面を先に変えてあげれば、自然と内面も それに近づいていくものです。

内も外も 2つが揃って自分になる

2つ は 1つ

ですから*

最後までお読みくださり ありがとうございました☆
この記事が すこしでもお役に立ちましたら 嬉しいです〜