「人の思い込み」は、物事の見方や価値に影響を与えて、世界そのものが どう見えるのかにも影響を与えています。
また人の思い込みは知識や記憶、感情などが基になっているのですが
「思い込みを構成する要素」に、知識が含まれているってことは。。。
知識があれば見えてくることも たくさんあって
逆に言えば、知識がなければ見えない・・・というか、「認識することすらできないこと」が たくさんあるってこと★☆
それには「自分の生活を豊かにするカギ」も含まれています*
心地よく生きるコツ
たとえばお金が欲しくなったとして、一生懸命働いて稼ぐのもいいのですが
「お金は苦労して手に入れるもの」という(自分自身で決めた)思い込みのルールを、
「お金に価値はない、だから手に入れるのも簡単」というルールに書き換える手段もあります。
(メチャクチャ楽になるので、個人的にはルールの書き換えをオススメします)
自分が望むものを急に出現させたりとか、魔法みたいなことはできませんが
思い込みの影響(脳の仕組み)を知っておけば「お金のルール」のように、目の前にある物でも起こっている出来事でも
すべての物事の「見方や見え方、価値、ルールなど」を変えることはできます。
簡単ではありませんけども、これは自分でコントロールすることもできるので
結果的に、自分の生きる世界や人生が より豊かになっていきます*
てことで、突然ですが今日は脳科学と宇宙の真理についてのお話〜
今まで抱いてきた思い込みや、自分の中の常識は 何年もかけて創りあげられたものなので とても強固です・・・ が、所詮は自分の思考、主導権を握っているのは自分です(^^)
焦らず、ゆっくりと溶かしていきましょう*
世界がどう見えるか、の 決まり方
世界が自分にとって どんなものになるのかは、「いくつかの条件」によって決められます。
この仕組みさえ理解してしまえば、物事の価値やルールは いくらでも好きなように書き換えられるので、その仕組みを解説していきます。
まず僕も読者の皆さんも現実の世界という、1つの同じ空間(宇宙)に存在し、同じ時間を共有しています。
これは誰もが認識していることなので、特に問題はないですよね(^^)
それと、僕は「それぞれの人の脳(心)の中にも1つずつ世界(宇宙)がある」と考えています。
人は、たしかに現実世界に存在はしていますが
僕らが生きているのは、その現実世界をもとに(自分の心の中に)創られた小世界なんです。
そっくりな世界が2つある
「現実世界をもとに創られた小世界」をすこし丁寧に言うと、
「(現実世界に存在する物事から得た)自分の記憶や知識、思考、感情、そして自分の願望などをもとに創られた小世界」です。
イメージとしては、現実世界は あなたの体の外にある世界で、
心の小世界は あなたの脳の中にある世界です。
心の小世界は現実世界の情報をもとに創られているわけなので、2つの世界は とてもよく似ています。
どちらの世界でも、宇宙に太陽が浮かんでいて、そのまわりを地球がまわり、日本やアメリカがあり、人々が暮らし、あなたや僕がいます。
氷は触れると冷たさを感じる塊でしょうし、塩は なめると しょっぱさを感じる塊なのでしょう。
あなたも含め ほとんどの人が、これとほぼ同じ世界で生きている(これとほぼ同じ世界を「自分で」創っている)はずです。
でも「似ているだけ」で、同じじゃない
小世界は自分の記憶や願望、知識、思考、感情などによって創られているものなので
現実世界と小世界の2つは そっくりなだけで、まったく同じではありません★
その理由をわかりやすく極端な例で説明すると。。。
現実世界(本物)では、東京タワーよりも富士山の方が大きくても、
東京タワーのふもとで暮らす とある子供の世界では、遠くに見える富士山は とても小さな山として存在している場合があるからです。
その子の生きる小世界では、たしかに富士山よりも東京タワーの方が大きなものとして存在しているんです☆
もしかすると2人の大人が富士山を見た場合でも
静岡県に住んでいる人と青森県に住んでいる人、富士山を登ったことがある人とない人では、たとえ同じ位置から2人横並びで富士山を見たとしても、認識・体感する大きさが異なる可能性があります。
当たり前ですが人の記憶などには限界があって、現実を100%忠実に再現(イメージ)することなんて不可能ですからね★
というか、そもそも富士山を知らない人の小世界には、富士山は存在すらしていません。
余談:人間には不可能なこと
「目の前にあるものは、すべて見ることができる」と多くの方が信じているかと思いますが、実は僕らには見えていません(笑)
「え、何言ってんの?目で見えているんだから、見ることができるに決まってるじゃん!」という声が聞こえてきそうですが。。。
その「目」の構造上、絶対に見ることができない部分(盲点)はあるし、色についても視界の中心部分のごく狭い範囲しか認識することはできません。
(視界の中心以外は、本当は白黒にしか見えていない)
でも脳が「視界(世界)は こんな感じかな?」と修正をかけているので、
視界に盲点の穴が現れてしまうことはありませんし、カラフルな世界で生きることができています。
(参考著書:進化しすぎた脳/池谷 裕二)
つまり僕が何を言いたいのかと言うと
「本当の世界」を見る・生きることは、目の構造上そもそも不可能で
僕らは、僕らの脳が創りだした それぞれ異なる世界を生きているんですよ
ってこと。
宇宙は人の数だけある
この「現実世界と小世界とでズレが生じる」のは物体だけに限らず、現象とか価値、それから社会のルールなど、とにかくすべての物事においてズレが生じます。
だから
現実世界は1つしかありませんが、小世界は人の数だけあり
また小世界同士、つまり僕と あなたが生きている世界、あなたと あなたの友達が生きている世界。。。
人間は1人1人、みんな違う小世界(頭の中)で暮らし生きています*
同じ日本人でも、たとえ同じ家で暮らす目の前の家族でも
それぞれが生きている小世界では あらゆる価値もルールも、日常で起こって見える現象にもズレが大なり小なり必ずあるんです。
補足:脳の仕組み
目で見たり耳で聞いたり、五感をつかって得た情報は脳に送られて、それが何であるかを分析・処理したのち
脳は再び、それが自分の体の外にあるもの「であるかのように」本人に感じさせます。
この「自分の体の外にあるもののように感じさせる機能」があるおかげで、僕らは外の現実世界で暮らしていると認識することができます。
だって
現実世界の何かに あなたが手で触れたとして、その触れた感覚は一旦脳の中に入りますし、食べ物を噛んだときの食感も味も、全部が脳の中に送り込まれて はじめて感じることができるんですけど、
もしも「五感で取り入れた情報を、再び自分の体の外にあるもののように感じさせる機能」がなかったとしたら、脳の中だけで完結してしまいますよね?
その「自分の外にある世界のように感じさせるために」脳が創っているのが、心の小世界です。
現実世界は あなたの体の外に、たしかに存在しています。
でも、あなたに見えているのは「現実世界の情報をもとに」あなたの脳が、脳の中に創りだしている小世界です。
現実世界と小世界、僕らは2つの世界に同時に存在しています。
「知ること」の意味
くり返しになりますが。。。
それぞれの人が生きる小世界の価値やルールは、本人の思考などによって創られているので
知識を増やすことも、小世界を書き換える要因になります。
つまり「生活の豊かさに繋がるような知識」を増やせば増やすほど、
小世界の中での自分の暮らしは豊かになっていきますし、世界の見え方も どんどん変わっていきます。
(たとえば、お金を手に入れる方法などの 物事のルールが変わっていく)
「知識がないから できないこと・氣づけないこと・見ることすらできないこと」って身近に、本当に たくさん転がっているんですよ*
・ぷち補足
大人になるほど、記憶や知識が現実世界に近いものへと修正されていくため
物の大きさなど、物理的な?部分だけは(他人の小世界とも)ズレが小さくなっていくので、このこと(宇宙の真理 ≒ 人は それぞれ違う世界で生きていること)に氣づきにくくなります。
特に日本人なんかは「自分が ほかの人と違うこと」に対して抵抗を感じやすいので、
現実世界に合わせるよりも「他人の小世界の方に合わせるための修正の力」が より強く働くと思います★
ややこしくなるので、詳細は書きませんが
人間が生物として もともと持っている機能「ホメオスタシスの同調」も働くので、自分の小世界と 他人の小世界は、自然に近づいて(似て)いきます。
あ、人がそれぞれ違う世界で生きていると、僕が思うようになったキッカケは
5年かけて世界を旅して、いろんなところで暮らして、いろんな仕事をして、国籍や年齢は関係なく本当にたくさんの人と関わってきたから
です*
経歴などについては 下の記事で紹介しております〜↓
「正しい生き方がわからないのは日本なら何やっても生活できるからです。」
「世界に1つだけのもの」は、無い
僕ら1人1人が生きている小世界は「(現実世界に存在する物事から得た)自分の記憶や願望、知識、思考、感情などをもとに創られている」ことについて、もう少しお話しします。
話題は「世界に たった1つしかないものでも、それを見る人の数だけ存在している」です。
たとえば僕が頭の中で「僕は〇〇な性格だ」と考えていたり、はたまた「お金には価値がない」と考え、さらに それを説明したところで
あなた自身が僕という人間の見方を変えない限り、お金についての認識を変えない限り、
あなたが生きる世界(あなたの心の中にある小世界)における「僕という人間」も「お金の価値」も、「あなたが 以前から認識していたもの」から変化することはありえませんよね?
僕にとっての僕(僕が自覚している僕)と、あなたにとっての僕は別の人間なんです。
なぜ「ちがう性格のあなた」が存在するのか
「あなたという たった1人の人間」も、あなたのお父さんが見るあなた(あなたのお父さんの心の中の小世界に存在しているあなた)、幼馴染が見るあなた、町の通りすがりの人が見るあなた、僕が見るあなた。。。
あなたは、あなたのことを見る人の数だけ(その人達の心の中の小世界に)存在しています。
おそらく(というか ほぼ100%)、それぞれの小世界にいる それぞれのあなたは、性格ですら別の人間のはずです。
その理由は
あなたのこと(物事)を「見ている側の意識」が、違うから
です。
「いつ、どこで、どんな状態のあなたを見たことがあるのか、の 記憶」が違いますから、あなたの印象(あなたの性格)にもズレが起きてしまうんです。
それから、あなたのことを見る側の「あなたに こんな人間であってほしい」という願望も とても強く反映されます。
(ただし この願望は潜在的なもので、見る側の本人には自覚がありません)
ある人の心の中の小世界に存在するあなたは、陽氣で人との関わりが好きな人間として生きているかもしれませんし、静かで内向的な人間かもしれませんし、情熱的で破天荒かもしれません。
物事すべてに起こっている
話がループしますが、大事なポイントなので もう1度言います。
このズレは人だけでなく、すべての物事に対して起こっています。
富士山も それを見る人(の記憶や願望など)によって、どんなものなのかや、その大きさにすらも違いがある場合があります。
「出来事」に対しても起こります。
目の前で誰かが握り拳をしたとして、それがどんな出来事であるのかは、見る人それぞれによって違います。
ガッツポーズやジャンケンのグー(子供の遊び)などの連想から明るい雰囲氣の出来事になったり、誰かに叩かれた思い出からネガティブな雰囲氣の出来事になったり。。。
これと同じように、空が晴れたり、誰かが楽しそうにスポーツしていたり、目の前で事故が起こったり
どれを見ても、それが「どんな出来事なのか」それが「何なのか」は、それを見る人の潜在的な願望などによって変わってきます。
こうして、それを見る本人によって (小)世界のすべてが創られています。
ここからが本題!
この記事で1番伝えたかったことは
「人の心の中にも宇宙があって、自分という人間は、自分で創った心の宇宙の中で生きている」
ということ。
話も そこだけに絞っておきたいのですが、
この話のつづきも とても重要・・・というか皆さんが1番知りたいことだと思うので、余談程度に軽くお話します〜
1:自分の好きなように世界を創りかえることができる
2:世界のすべてを自分で創っているのだから、世界のすべてが「自分自身」である
「あなたに見えている僕」は、あなた自身なんです。
1:ルールは書き換えられる
ここまで たくさん使ってきたキーワード「世界は 自分の記憶や願望、知識などが もとになっている」は、
もっとシンプルに「自分の思い込みが 世界のすべて」と表現することもできます。
で、もしも思い込みが すべてだったとしたらね、
「自分の好きなように」思い込みを修正することは、
「世界を自分の好きなように創りなおすこと」と同じことになります。
たとえば僕は「お金に価値なんてない、だから手に入れるのも簡単」そう自分に思い込ませたので、僕の生きる世界ではお金を簡単に手に入れることができます。
それが「僕の世界に」存在しているお金に、「僕が」与えたルールなんです。
わかりやすくするために、あえてお金の話をしていますが
僕が話しているのは「あなたが見ている、すべての物事」についてです。
「どんな世界に見えるのか」の決め手になる自分の思い込み、
これさえコントロールできるようになれば、世界を自分が暮らしやすいよう好きなように、いくらでも創りなおすことができます。
2:すべてが「頭の中」にあるなら
目に見えるものだけでなく、「あなたが」五感で捉えたもの(現実世界から得た情報)は すべて、あなたの頭の中に入っていき
その情報をもとに、現実世界とそっくりな小世界を 頭の中に自分で創りあげている、というのが僕の考えです。
(脳には、頭の中に取り込んだ情報を「自分の体の外にあるもののように感じさせる機能」がある)
では、現実世界は自分の体の外にあっても、「小世界は自分の頭の中にある」のだとしたら・・・
「あなたから見る」世界のすべては、あなた自身である
と、言うこともできるはずです。
目の前にある物や事は、それを見る人の望みや記憶をもとに「それが何であるのか」が決められ、そこまでいって はじめて本人も その存在を認識できるわけですが
「その一連の流れが行われるのも すべてあなたの頭の中」ですから。
すべての物事に、「あなた自身のすべて」が反映されているわけなので、
それは「あなたの生きる小世界(あなたから見える世界)に」存在しているすべてが、あなたの一部であるってこと。
動植物も、空も海も、空氣も光も、他人でさえも。
五感で捉えられるもの すべて、です。
人は個にして全、全にして個なのでおじゃる。
あなたの小世界にいる誰かが悲しんでいたら、あなたは暗い氣持ちになるかもしれません。
あなたの小世界にいる子犬が氣持ちよさそうに眠っていたら、あなたは穏やかな氣持ちになるかもしれません。
まとめ
僕は「現実世界」と「人の心(脳)の中の小世界」の、2つの世界があると考えている。
現実世界に存在する物事から得た、自分の記憶や願望、知識、思考、感情など(まとめると「思い込み」)をもとに、心の中に小世界が創られている。
当たり前ですが 人の記憶などには限界があり、現実を100%忠実に再現することは不可能なので、
現実世界と 心の小世界は そっくりになっても、同じになることはない。
極端に言えば、富士山が東京タワーよりも小さいことがあるし、そもそも富士山が存在すらしていない場合もある。
現実世界には1つだけしかないものでも、それを見る人によって 「それが何なのか」は異なって認識される。
物体に限らず、あらゆる物事の見方や見え方、価値、ルールにもズレがある。
たとえば それぞれの人の小世界では、お金の価値や手に入れる方法が違うし、僕というたった1人の人間も 性格が違っている。
ただし大人になるほど、記憶や知識が現実世界に近いものへと修正されたり、同調で他人の小世界と似ていったりもするので
ズレが小さくなっていき、このこと(宇宙の真理 ≒ 人は それぞれ違う世界で生きていること)に氣づきにくくなる。
結論をもう1度言います。
他人の小世界とのズレが小さくなるせいで氣づきにくいが・・・
自分が生きている(小)世界のすべて が、自分が思い込んだ通りになっているし、
それぞれ違う思い込みをしている 僕ら1人1人は、違う世界を生きている。
そして この話のつづきには
1:自分の好きなように世界を創りかえることができる
2:世界のすべてを自分で創っているのだから、世界のすべてが「自分自身」である
てのがあり、この2つの話がメチャクチャ重要なんですけど、長くなったので今回の記事ではここまで*
つづきはコチラ↓
「「自由に生きられない」は、ただの思い込みなので束縛を解く方法を紹介します」
ま、諸説ありますが、これは「僕が個人的に考えた」宇宙の真理を解説しただけなので、そう考えている人もいるんだね〜くらいの軽いノリで流してくださいな(^^)
・・・でも、これから こういったことを語る人がどんどん増えていきますし、むしろ それが当たり前になる時代が もう始まっていると、個人的には感じています。
はい、以上〜
僕が自分の生活を豊かにした方法・思考の1つ「宇宙の真理」について、でした!
・ぷちぷち補足
この記事で僕が「世界」と表記したものは、本当は「宇宙」と表記したかったんですけど
こういう話をはじめて聞く人には、世界と表記しておいた方が話を掴みやすいかなと思い、そうした次第であります。
だから僕が話していたのは「心の小宇宙」についてです。
追記:存在するもの、しないもの
たとえば目の前に赤い根っこのようなものがあったら 過去の記憶や、「そこに人参があってほしい」などの望みが重なって、はじめてその人の心の小世界に人参が姿を表します(存在を認識できるようになる)。
脳科学のスコトーマに関する話になりますが
人の脳は、自分が望んでいるものしか見ることができない(存在を認識できない)ようになっているので
逆を言うと、本人が望まなければ、(本人にとって)それは存在すらしていないことになります。
スコトーマや、その活用法について解説した記事もございます↓
「運命よりも脳科学|なぜ強く望むほど夢が叶いやすくなるのか」
あなたが生きる世界には、あなたの望むものしか存在していないんです。
最後までお読みくださり ありがとうございました(^^)
今日が皆さんにとって よき日となりますように*