5:僕は事件に遭うべくして遭った。だから 幸せなんです*

スペインにて盗難で、お金も貴重品もパスポートも・・・ すべてを失った僕。

だ! が!

それから いいことがバンバン起こりまくってます~*

今回は5話目でございまして、1~4話目はこちらで読めまする~↓
スペインで無一文旅行録

10年で 知る。

マドリードには2010年(大学生のころ)に、1度遊びにきたことがありました。

それがはじめての海外1人旅で3ヶ月間、西ヨーロッパやモロッコなどを周遊してきたのですが、
この時「いつか時間やお金に縛られず、無期限で自由な旅をしてみたいなぁ。。。ていうか、街がオシャレすぎて男1人は寂しい!女の子とデートしてぇー!!」なんてことを、強く思ったのを覚えています。笑

時は流れて・・・

今度は無期限旅行の最中、(元)彼女さんと一緒に10年前の思い出の場所を訪れることができました。

スペイン・マドリードのアルムデナ大聖堂の写真

この10年間では他にも、社会人やったり、自転車日本一周やバックパック世界一周をしたり、メキシコでカフェや宿屋をやってみたり、
とにかく自分のやりたいと思ったことをガンガン消化してきました☆

それもこれも全部、僕が思ったことを行動に移せるようになったのは。。。

10年前に これまで生活していた「地元」というコミュニティの外の世界へ飛び出して、いろいろな土地でいろいろな人と関わりを持ち
「生き方は1つだけじゃなく 人の数だけあって、それはつまり 人それぞれ どんな生き方をしてもいいんだ*」ということを知ったおかげでした。

グアテマラ・伝統の織物に挑戦の写真

それでもまだまだ・・・
老後まで旅しつづけたって 歩きつくせないほど世界は広くて

それと同じ広さだけ「僕が生きられる場所」があるんですよね。

人の可能性って、無限だなぁ*

自分の人生は 自分の思うがままにできる

それと、この10年間の経験から 変化したことが もう1つあります。

「自分がそう思うのなら そういうことになる」

これがすべての物事に当てはまる、と 思うようになったんですよね*

お金がなければ(お給料が低ければ)生きるのが苦しいと思うのなら、その人にとっての世界はそういうものだし、
自分のそばに幸せは いくらでも散らばっていると思うなら、その人にとっての世界はそういうもの。

だから 自分の心や気持ち、考え方さえしっかりさせていれば
どんな状況になっても、きっと明るい毎日を送ることができる
のではないでしょうか。

(・・・ていうか、できる。)

別の言い方をすると、何が起きても 自分の気分が上がる捉え方をできるようにしておけば、
いつだって 世界も 人生も ステキなものに感じていられる
はずです*

グアテマラ・サンペドロの朝露の写真

別の記事では、人生や世界を自分の都合のいいように創りかえるコツを 解説いたしましたので
興味がありましたら~↓
幸せになりたいのに、いつまでたっても幸せになれない理由と解決策

はじめから 決まっていた。

10年前の自分が旅した場所に 再び立つことで、
そんなようなことを思い出したり、じっくり考えたりする良いキッカケになりました*

・・・あ~なるほどね、僕はマドリードに来るべくして来て、この話を人に伝えるべくして伝えているのか。

事件が起こらなければ、このことを考えることも、記事として公開することもなかった。

それから 内容は省略するけど、おかげで実家に住んでいた神様たちに会うことができたし、

家屋解体清祓のお供え物の写真

あの某ウイルスの被害も 絶妙すぎるタイミングで避けられたし、住民票も日本に移せたから 給付金10万円ももらえる!

つまり 最初から荷物は盗られる運命にあったわけよね*

・2020年7月追記

事件をキッカケに「お金」について よく考え 勉強もするようになり、
帰国から半年で 毎年25万円の不労収入を得られるようになりました〜

詳しくはこちら↓
日本の税制度の不思議│旅人が開業すると税金・国保料が安くなる理由

やっぱり荷物は盗られるべくして、でした☆

余談:進んでみれば、導かれる。。。

これは僕に限らず、まわりの人も言っていることなのですが「自然に いい方向に導かれる」という法則?があります。

説明するのは難しい不思議な話なんですけど、出来事(人生)には そういう流れみたいのがあって
その流れに乗ると、あとはそれに従っているだけで自然にうまくいっちゃうんですよね*

その流れに乗る方法は、僕の場合だと「自分の直感」に従う、かな?
一歩進んでしまえば、なるようになっちゃいます☆

だから 僕は自分のやりたいと思ったことを 行動に移すことができるんです。

ネパール・ポカラでトレッキング(ロバと地元の人)の写真

(ただし、いい方向に進むには「自分と まわりの人のためになること」を選択していく必要があります)

ちなみに今回の「盗難事件」は大きな流れの ほんの一部で、
実際は もっともっと長い、数年単位の流れの中に僕はいると思います。

連載記事では盗難事件の話しかしていないので、ネガティブ要素が強く感じられるかもしれませんが、流れを全体で捉えると どんどんいい方向に進んでいます(^^)*

さあ、帰ろうか*

盗難にあってから8日目、ついにマドリードにあるバラハス国際空港へと向かいます。

この移動の最終目的地はもちろん日本!帰るよ!帰りますよ!!

乗り継ぎ便の倍以上の値段したけど、成田空港への直行便予約しましたから!!!
マジで、心の底から、このフライトで確実に帰国したい!!!って思ってましたもん。

いろいろと不安でしたもん。笑

マドリードの宿から空港までは、もちろんタクシーを使います。空港へダイレクトで、確実に!

空港に着いてチェックインも無事に済んだので、お次はイミグレーションにて出国手続きです。

空港への移動やチェックイン、それから出国手続きの時もそうなんですけど、
今回は動き1つ1つ、全てのシーンでドキドキしました。

なんたって僕は、無一文ですから〜! この機で、確実に、帰国する!

てなことを考えている内に、いよいよコイツの出番がきましたぜ!!
数日前までは喉から手が出そうなほど欲しかったコヤツ!

じゃじゃん☆

帰国のための渡航書(在スペイン日本国大使館にて取得)の写真

出国手続き担当のお兄さんに「帰国のための渡航書」を渡すと
「パスポートはどうした?」と険しい表情で聞かれて「あ、もしかして別室に連れていかれるやつ?」
そう思いつつ、警察で発行してもらった盗難届を見せると

盗られたものや金額を確認したお兄さんが、笑いながらボソリと何か呟き、出国スタンプを押してくれました*

お兄さんが笑いながら何を言ったのかはわからないけど、もう何でもいいです、出国できればいいです!
スタンプ押してくれて ありがとう!!

・・・以前 アメリカのイミグレーションで、FBIに6時間拘束された苦い思い出があるので、入出国手続きには なんとなく抵抗がある(笑)

シリアのビザを持っていたり、その周辺国を出入りした記録があったことと、入国審査官の とあるミスで。。。

もちろん悪いことは何もしていないので、アメリカには入国しましたよ。
でも、向こうのミスで6時間て!!笑

楽しめる時は楽しんでおきたいんす!

はい、出国手続きも終わり、あとは予約した飛行機がちゃんと出発してくれるのを祈るのみ!

もうハラハラだぜ!

でも、友達のユーロ紙幣が残っていたのでビールは飲むぜ!
スペインのビールは美味しいんですよ ホントに~♪ てことで 海外では最後の乾杯☆

スペインのビールESTRELLAの写真

・・・「危機を感じてるの?楽しんでるの?リラックスしてるの?なんなのこの人!」と、突っ込みたくなる方もいるかもしれませんが、

答えは 全部です*

スリルを味わい、楽しめるところは楽しんで、休みたくなったら休んでます。

これぞ、僕なりの人生の楽しみかた☆
・・・つまり普通の生きかたですね!笑

そして定刻通りに飛行機への搭乗がはじまりました。

ソラ ノ タビ

さあさあ!いよいよですよ! 飛び立ちますよ!

飛行機は離陸する際に急加速するので、体がシートに押し付けられるような感覚になるんですけど、僕はそれが好きです。笑

おぉぉー!今速い!今速い!今超速いスピードで僕は移動してる!!
という、ある意味アトラクションみたいな楽しさでしょうかね。

飛行機と飛行機雲(ANA)の写真
Photo by Satoko

さて急加速による強いGを楽しんだあと、安定飛行に入った時、僕はある異変に気付く。

それは・・・

背もたれを倒せない!!! がびーん

なんかね、僕の席のすぐ後ろにお手洗いがあって、その壁に座席の後部がピタッと当たっているから、背もたれを倒せなーい!がびーん★

だがしかし、僕の前の席の人たちは背もたれを倒すことができるので、僕らのスペースはスンゴイ狭い(苦笑)

まあ狭いこと以外にはメチャクチャ快適空間ですから、別にいいんですけどね。

おいしいご飯出てくるし、ソフトドリンクだけでなくワインやビールまで無料で飲めちゃいますし~
あと最新映画から名作旧映画まで見れて、ゲームもプレイできる!

あ、なにこれ、改めて思ったけど飛行機って めっちゃいいじゃん(笑)

まさに「 安全デ 快適ナ 空ノ旅ヲ オ楽シミクダサイ 」というフレーズ通り☆



映画とゲームが面白すぎて、移動の14時間ほとんど眠れませんでした(笑)
もう大興奮☆

そしてぇぇえー!!!

もう間もなくですよ!
懐かしき母なる大地、日本国が近づいてきましたよ!!

この瞬間を どれほど待ちわびていたことか~☆

果たして。。。
海外で無一文という恐怖にさらされた男が、日本の地に降り立って思うこととは 一体!?

てことで、つづく。

つづきはコチラ↓
6:どれを見てる?何気ない日常には 膨大な量の情報が眠っています*

最後までお読みくださり ありがとうございました(^^)
今日が皆さんにとって よき日となりますように*