欧米のクリスマスイブ|教会(ミサ)での過ごし方が気になったので行ってみた

本場のクリスマス・イブ

映画やドラマでしか見たことがなかった海外のクリスマス、実際は どんな雰囲気なのかが気になっていたので、教会で行われていたミサに参加させていただきました。

てことで、今回は!

「カナダ・バンクーバーのミサの様子」と「ドイツの若者の感覚」についての お話〜

日本も そうですが、伝統や風習というものは少しずつ薄れていくのかもしれません。。。

カナダのミサ

St Andrew’s Wesley Churchという教会に行ってみました*

St Andrew's Wesley Churchの写真

さすが大都会ダウンタウンに位置するだけあって、大きくて立派な建物でした。

中に入る際には信仰しているか聞かれることはないので、表から普通に入れます。

PM7:00から始まるミサですが、6:30には たくさんの人が集まっています。

クリスマスイブに教会に集まる人々の写真

参加する一人一人にキャンドルとプログラム(歌の歌詞)が配られる。

プログラムの写真

7:00になると牧師さん?が挨拶して、ミサが始まる。

僕の英語力の問題で内容をはっきり理解できなかったけど、イエス様の生誕をお芝居で披露、お祝いします。

クリスマスイブのお芝居の写真

ときどき冗談も交えてとても和やかな雰囲気でした*

こちらはストーリーを読む子

ストーリーを読む子の写真

で、その場面ごとに皆でCAROL(クリスマスソング)を歌います。
全部で11曲だけど、一曲一曲が短いので全体で1時間ちょっと・・・のはず。

僕は このあと予定があったので、ミサの最後の締めは見れませんでした〜

ドイツ人に聞いてみた

僕はシェアハウスで暮らしているのですが、ドイツから来ている女性(26歳)もいたので、ドイツでの様子も聞いてみました。

ただ、彼女自信も信仰はしているけれど「なんとなく」といった感じで、毎週日曜に行われているミサには参加していないとのこと。

それでもドイツにいた頃は、クリスマスイブには教会に行っていたそうです*

カナダと同じで、ドイツでも お芝居をしたり歌を歌うと言っていました。
これが定番スタイルなのかな?

どうして行くのか聞いてみたけど「子供の頃から家族や周りの人達が そうしているから」とのことで、彼女にとっては特に深い意味はないそう。

ちなみにもう1人のドイツ人男性は、クリスマスイブにも教会には行かないと言っていました。

キリスト教主体の国は、やっぱ違うな〜と思った出来事はコチラ↓
恋人達が盛り上がる日ではない|クリスマス商戦に巻き込まれた日本人の僕が海外で驚いたこと

若者にとってのクリスマス

いつか家族ができたら、クリスマスイブに子供を連れて教会に行くかどうかも聞いてみたのですが

「もしも小さな町に住んでいたら行くけれど、大きな町なら行かないわ。あと、他のことで忙しかったら行かないかな。」

とのことです。

小さな町なら知り合いが多くてアットホームなミサになるからだそう。

確かにバンクーバーでも、知り合いの家族通しで挨拶しあっているのを見かけました。
「あらー久しぶりー☆」みたいなやつ・・・たぶん。

スタンレイパークのイルミネーションの写真

彼女達にとってクリスマスイブは、家族団欒で過ごすことは大切なようだけど、教会に出向いてミサに参加することについては あまり大きな意味はないようです。

当日の町はこんな感じ↓
日本と欧米は逆?もはやゴーストタウンなクリスマスと元旦のカナダの様子

伝統文化について

僕が聞いたのは ごく一部の人の意見ですし、今でも熱心に信仰している人は たくさんいらっしゃいますが、
「本場の欧米でも、意外とサバサバ?あっさり?してる人もいるんだなぁ」てのが、日本人である僕の(勝手な)感想。笑

「ただの習慣」のような感覚なんでしょうかね。

そういう僕も、日本では お正月に皆で集まってお節を食べたり初詣をしたりしますが、僕も含めた多くの人が「ただの習慣」としては行うけど、本来の意味は あまり考えていないかと思います。

それと似たような感じだと、自己解釈。

なんか、風習とか伝統というものは国内海外問わず、どこの地域でも少しずつ薄れていってしまいそうな氣がしてきますね。

京都祇園祭・山鉾巡行(八坂神社の屋台)の写真

余談ですが。。。

日本の お祭りは神様や自然の恵みに感謝を示したり、怒りを鎮めたりする儀式(祀ること)が起源だったりするけども、
昔は神頼みだったことの多くが、現代の科学技術で解決できるようになってきましたよね。

だから「神様に救いを求める(祀る)必要もなくなってきた」ということのように、
時代とともに人々の思考や生活様式が変化しているのも、伝統が薄れる要因の1つなのかもしれません。

そうすぐには消えてしまわないだろうけど、世界中に散らばる伝統文化、それらが失われる前に ぜひ直に触れてみたい。

ちなみにフィリピンはこんな感じ↓
衝撃!フィリピンは9月から、つまり1年の1/3はクリスマスムードです!

メキシコでの お話↓
オアハカ州シポリテでメキシコ人のクリスマスパーティに参加してきた☆

軽くまとめ

カナダのクリスマスイブは、どなたでも教会に入ることができる。

ミサの内容は、お芝居でイエス様の生誕を祝ったり、皆でクリスマスソングを歌ったり。

ドイツの若い人の中には、クリスマスに教会に行かなくても良いと思っていたり、行っても ただの習慣くらいの感じに捉えている人もいる。

僕の個人的な感想ではありますが、風習や伝統のような昔ながらのものは、時代の変化とともに少しずつ薄れていってしまうのかな〜と思いました。

(それと同じ数だけ「新しい物事」も生まれているけどね)

はい、以上〜
クリスマスイブにバンクーバーの教会に行ってみたら素敵な体験ができましたよ日記、でした!

もう年も暮れですね〜
日本で温泉入ってそのあと畳で横になりたいなぁ。

それでは皆さん、良いお年を。。☆
来年もよろしくお願いします!

おまけ

23日の夜にも教会の前では暖かい飲み物とキャンドルが配られ、皆さんキャロルを歌っておりました。

教会の前で歌う人々の写真

バイオリニストさんが かっこいい。