農業始めたい人にオススメの本|なぜ儲かるのに農家の年収は低いのか

新規就農のための本

僕は1〜2ヶ月程度の単発農業アルバイトなら経験がありますが、通年で農業に関わったことはありません。

そんな ほぼ農業未経験者の僕では ありますが、
自分で農業をはじめること(自分の畑を持って作物を育てること = 新規就農)を、3ヶ月ほど前に決意しました(^^)

で、実際に就農の準備を進めていて思ったことは

就農するまでの手順・流れを知りたくて本を読むのなら、1冊読めば充分だ

ということ。

てことで、今回は!

僕が農業をはじめるために参考にした本をご紹介いたします〜

絶対にギブアップしたくない人のための成功する農業/著者:岩佐 大輝の写真
絶対にギブアップしたくない人のための成功する農業/著者:岩佐 大輝

※この記事は僕の個人的な読書感想でございます

ゼロから始める手順

まず 本の内容を一言で表すのなら。。。

「ツテも知識も何もない状態から」農業収入で生活できるようになるには
どんなことをすればよいのか、その手順の解説

かな〜

僕が この本をオススメするのは、その内容が「一部の人にだけ当てはまる特例の紹介ではないから」です*

農業関係の本は何冊か読んでみたんですけどね、
「あーしてこーしたら、稼げました」といった誰かの成功談とか「これからの農業は こうなっていくから、こんなやり方がうまくいく」みたいな話が出てくることが多かったんです。

そういったことは、確かに「将来の営農スタイルを考える上では」いいヒントになりました☆

でも他人の成功談とか成功方法をいくら教えてもらっても、
そもそも農業を始めることができなければ、それらを活かすことは できないんですよね、当たり前だけど。笑

実際に就農準備をする段階」に入って気づいたのは、
農業を始める前の僕に必要な情報は「農業の始め方」だったってこと〜

だから、その手順が書かれた本の存在が ありがたかったです*

季節労働愛媛県でみかんアルバイト(コンテナに入った真穴みかん)の写真

・ぷち余談

本の著者自身も、新規で就農する際に 僕と似たような状況を経験して、それが この本を書くキッカケになったそうです。

※2018年時点、著者は株式会社GRAの代表取締役

流れを掴もう!

この本の大まかなトピックは

1:農業という仕事への よくある疑問の答え

2:農業をはじめるためのステップ

3:モデルケースの紹介

補足:実際に新規で就農した人たちの体験談

こんな感じになっています。

1:まずは「農業」を知ろう*

前半部分には、よくある疑問についての答えが書かれていて
これは僕の中で「農業が どんな仕事なのか」そのイメージをより明確に、固めていくのに役立ちました*

たとえば。。。

農業の場合、植物の性質上1年に1サイクル分しかデータが取れないこともあるから、
栽培技術を体得するまでの修行に何年もかかるし、その間の収入も少なくなってしまうのかな?

そんな不安への答えとして!

こんなやり方をすれば、データを倍速で集めることができます〜
たとえ修行中でも返済不要でもらえる農業補助金には、こんなものがあります〜

といったようなことが丁寧に説明されています。

補助金に関する注意点も解説してみました↓
1125万円新規就農補助金の話|農業アルバイトをオススメしない理由

茶刈の風景(京都和束町・宇治茶収穫アルバイト)の写真

その他にも

作物をつくったのに売れなかったらどうするの?

天候が原因で不作になったら、借金を抱えてしまうのでは?

農地を借りる、買うのは大変?

観光農園は儲かるのかとか、AI・ロボット技術の投入について等々。。。

僕のような農業未経験者の人が「あれって どうなのかな?」と、気になったり
就農前の不安要素になりそうな疑問15個について、その対策や解決方法などのアドバイスを加えて、とても丁寧に説明してくださっています(^^)

補足1:「キツくて年収が低い」は、間違い

農業と聞くと「肉体労働で大変な割に、収入は少ない」
なんとなく そんなイメージを浮かべる人もいると思いますが、それは半分正解で半分間違いだと僕は思います。

理由は、農業にはキツくて低収入になるやり方と、キツくなくて高収入になるやり方の2通りがあるからです。

じゃあ その差は一体どこからくるのかと言えば、
「農業というビジネスをどう展開していくのか」その考え方や計画の違いにあります。

ビクトリアのカボチャ農園の写真

たとえば 単価の高い作物を選んでも、規模を拡大すればするほど自分の負担が大きくなって、
全体の利益を自分の労働時間で割ってみたら、まさかのアルバイト以下の時給になっていたり。

逆に 単価の安い作物でも施設や機械の導入をしたり、「規模の経済」を利かせたりなど
工夫することで、時給を上げたり肉体的負担を軽減させることができます。

あるいは同じ作物、同じ栽培方法でも
年収500万円を狙うのか、年収1000万円を狙うのかによっても、仕事の濃さは まるで違ってきます。

そういった労働と収入の関係を理解するヒントとして、この本の内容が役立ちました*

補足2:平均年収のカラクリ

「全国の平均年収」というのは、会社勤めのサラリーマンやアルバイトの場合なら、ある程度参考にできると思いますが
農業を含めた自営業者や会社の社長など、経営者の平均年収は あまり参考になりません。

話せば長くなるので、理由を簡単に書いておくと

経営者の中には、わざと年収(利益)を下げている人がいるから

です〜

経費1000万円をかけて 売上を3000万円出したら、利益2000万円が残るはずなのに
自分の手元(年収)には たったの200万円しか残さない、そういった人達がいるので、それが全国の平均値を下げる要因になっているんですよね。

そうする理由の1つとして「その方が、お得だから」というのもあります☆

それで なぜ得ができるのかは、この本にも軽く書かれていますが
農業とは別で、経営や投資について勉強してみると より深く理解できるようになってくるので、興味のある方は よかったら(^^)

カナダのお金(ドル紙幣)の写真

・ぷち余談

実際 僕の身近にも、ほとんど畑仕事をせずに年間売上が3000万円を超えている農家さんがいます。
(畑に出ていないだけであって、仕事をしていないわけではありません)

さらに その人も例外ではなく、自分の手取りを限界まで「自ら」下げていました★

ちなみに、その農家さんのビジネスモデルを僕自身でも再現することが、僕が農業をはじめた目的の1つです。

2:行動に移してみよう☆

本の前半部分には、農業という仕事のイメージを明確にするのに役立つ情報が書かれていて、
後半では「実際に農業をはじめるためのステップ」を6段階に分けて解説しています。

大まかに言えば

・計画の立て方

・農業者向け資金調達の方法

・情報収集の方法

こんな感じかな(^^)

パソコンデスクワークat Hostel Anchorageの写真

たとえば

計画を立てていくにあたって、資金をどう確保し、どう回していくのかが やっぱり気になりますよね〜

じゃあ どんな作物やどんな栽培方法だと、どれくらい資金が必要になるのか?

いや、そもそも育てたい作物を決めたところで、
その作物の生産コストや利益率を、どうやって調べたらいいんだろう・・・?

自分で考えようとすると、アッチコッチ脱線したり迷ってしまい、なかなか作物を絞っていけなくなる可能性があります。

(というか、初心者で何もわからない状況にあるんだから、迷うのが自然なんですけども)

もしもそうなってしまった時に、この6ステップを道標の1つとして 参考にしてみるもいいんじゃないかな〜 と、僕は思います*

計画が立てやすくなるような順序(6ステップ)で、きれいに まとめてくださってます(^^)

おまけ:僕のやりかた

せっかくなので 実際に就農準備を進めている僕が、どんなステップを踏んでいるのかも書いてみますね*

僕の場合は、何よりも まず先に現地に住み込んでしまったので、「現地直行型」といった感じですかね〜

ポイントは

「現地に住み込んで」情報収集すること

です。

農業をやりたいという意思が先行して、それから行動に移す
というのが、よくあるパターンかもしれませんが、僕は順序が すこし変わっていて。。。

1:繁忙期に農家のお手伝いをしていた

2:そこで自分も農業をはじめると決意する

3:お手伝い終了後も現地の寮に残る

:空き農地を借りられることになる

5:自分の家を探す

まず はじめに寮に住み込みで、繁忙期のブドウ農家さんをお手伝いしていました。

(この時点では、自分が その土地で農業をやるなんてことは、まったく考えていませんでした)

山梨でブドウ季節労働アルバイト(シャインマスカット畑(袋なし))の写真

そのお手伝いの期間に、ブドウの栽培方法や年間スケジュールなどを農家さんに教えていただき
お手伝い期間が終わったときに「あ、僕もブドウ畑をつくろう」と思い、そのまま寮に残って就農活動をはじめました。

(僕は、自分がやりたい「ビジネスの仕組み」を既に考えてあって、ブドウ栽培が それにたまたま合致しただけなので
ブドウ・・・というか、なんなら従事するのは農業じゃなくても よかったんですよね。 農業は好きだけども!)

10月に読んだビジネス書3冊の写真

そして〜

お手伝いをした農家さんから、ほかの農家さんや農業関係者の方々を紹介してもらっているうちに「ブドウ用農地の借り手を探している」という話を耳にしました。

その話に詳しい人に直接電話をかけてみて、現地を見せてもらったり
地主さんに会わせてもらったりした結果、無事に契約することができました(^^)

(農地の貸し借りにはルールがあって、土地権利者の名義を僕に変更することは今はできません。

だから現状を正確に言うのなら「他の農家さんの畑を、研修生として使わせてもらえることになった」です。)

自分で畑を管理するのであれば、農機具や資材を保管する納屋が必要になってくるので、同時に家探しも はじめました。

といった感じです〜

まとめ

農業をはじめるための計画を自分で考えようとしても、アッチコッチ脱線したり迷ったり、
どこから手を付けていいのか わからなくなることがある。

できれば親元就農ではなく、新規で就農した現役農家さんに経験談を聞けるとよいが、
ツテがない場合は「就農の手順」をネットや本などで調べてみるのもあり。

僕個人としては、本の「絶対にギブアップしたくない人のための成功する農業/著者:岩佐 大輝」が、とてもわかりやすく参考になると思った。

この本の大まかなトピックは

1:農業という仕事への よくある疑問の答え

2:農業をはじめるためのステップ

3:モデルケースの紹介

補足:実際に新規で就農した人たちの体験談

本の前半部分は、農業という仕事のイメージを明確にするのに役立ち、
後半は より実践向けで、計画を立てるのに役立つ内容となっている。

「就農の手引き」として本を読むのであれば、僕は この1冊で充分だと思った。

個人的に大きな収穫と感じたのは、「キツくて低収入」が 農業に対する間違ったイメージである、それが わかったこと。

こんなところでしょうか〜

はい、以上!
就農活動をはじめるときに参考にした本の読書感想文、でした〜

僕が参考にした本はコチラ↓

最後までお読みくださり ありがとうございました(^^)
この記事が すこしでもお役に立ちましたら 嬉しいです☆