カフェ、美容院、習い事教室、パン屋、洋服屋、農家。。。
どんな仕事にも共通することがある。
「2種類」の経営戦略
まず結論から言うと、経費を上げなければ仕事は「週休5日」で生活できます。
週6日、朝から晩までフル回転させなきゃまわらない自営業の場合、経費のデカさに問題がある可能性があります。
経費をかけるってことは、つまりお店を開ける前から もう既に赤字ってことですからねぇ・・・
でも、たとえば経費をほぼゼロにしておけば、初日から黒字になりますよね☆
経営戦略といえば「利益を上げる目的」のものが一般的ですが、
もう1つ「働かないための戦略」も存在するんです*
(というか、閃いた(笑))
てことで、今回は!
経営の基礎「経費」について〜
この「経費」の仕組みが、サラリーマンと経営者との間に 天と地ほどの差をつくります。
自宅の家賃や携帯電話、車の維持費を経費で落とせることが、どれほど ありがたいことか。。☆
「週休5日の仕事で利益をだす仕組み」も、すべて解説しちゃいま〜す(^^)
経費10万削減 = 仕事が10日分減る
経営の基本的な お話から*
「経費」とは、簡単に言えば「仕事をするために必要な支出」のことです。
材料費やユニフォーム代とか、お店が入っている建物の家賃とか、それから従業員のお給料などなど〜
で、その経費を超えて 得られた分の売上が、手元に残る「利益」になります*
たとえば、1ヶ月の経費が40万円(店舗維持費が15万円、材料費等5万円、従業員お給料20万円)の事業を運営しているとするじゃないですか。
(数字は適当です)
この事業で、20代のサラリーマンのお給料25万円と同じくらいのお金(利益)を
自分の手元に残すには、いくらの売上が必要になるのかと言えば。。。
必要売上 = 経費 40万円 + 利益 25万円 となりますので、
毎月65万円以上の売上を出さなければならないことがわかります。
では
経費が1万円だとしたら。。。
必要売上 = 経費 1万円 + 利益 25万円 ですので、たった26万円の売上で目標達成ということになります。
つまり 単純計算
経費を10万円下げることは、利益が10万円上がるのと同じで
経費を10万円上げることは、利益が10万円下がるのと同じことになります。
1日1万円の利益が発生するお店なら
経費を10万円減らせば、休日を10日増やすことができます。
もっとわかりやすい言葉にすると
経費を大きくするほど、がんばって働かなきゃいけないし
経費を小さくするほど、がんばりも減らすことができますよ〜
てこと。
これが、売上と経費と利益の 基本的な仕組み・関係です☆★
帰ってきた!戦略王☆
では、全然働かなくても暮らしていける「稼ぎ方」と「仕事の仕組み」を、モデル人物に当てはめて解説していきま〜す*
年収200万円にも満たない、一見ギリギリそうに思える織田 信長くんが、賢く稼いで 週休5日の優雅な生活を送っちゃいますよ(笑)
〜 生活設定 〜
織田 信長:30歳 独身
趣味:剣術、過激な俳句
好きなこと:戦略を練ること、人と関わること
年収:189万円
1ヶ月の収入:16万4000円
生活費:15万7400円
・家賃7万円
・食費3万円
・雑費4万円
・年金1万6000円
・国保料1400円
・所得税ゼロ円(笑)
・住民税ゼロ円(笑)
これで仕事は、週に たったの2日。
武将流!賢い働きかた☆
週2日の仕事や収入について具体的に見てみましょう。
戦国大名の月収
織田 信長くんの収入〜
☆アルバイト給与
月7万3500円(年88万円)
☆個人事業売上
月8万4000円(年約101万円)
☆総収入
月15万7500円(年収189万円)
週に1回だけのアルバイト
収入面について、さらに詳しく〜
☆給与・年間88万円
月々7万3500円
でね、信長くんは これを4日間で稼ぎます。
24時間勤務、あるいは 高収入バイトをしているってことです〜
実際、ブログ筆者(僕)は24時間勤務(仮眠休憩8時間・実働16時間)の宿直バイトをしていたことがあるのですが、
これで1回の出勤につき2万0864円の給与を得られました☆
なので、1ヶ月に たった4回出勤するだけで給与所得のノルマはクリアです。笑゛
仕事を探す際のポイントはこちら↓
「手に職、資格免許が一切ない僕が仕事を得ている方法|就職活動のコツ」
週に1回だけの自営業
信長くんは、自宅の空きスペースをつかって
幼稚園児〜小学校低学年の子どもを対象に「集まれ!ちびっこチャンバランド♪(子ども剣道)」と、
大人向けの「心に刻め 言葉の刃!話しかたの学校(ビジネストークやマナーなど)」を、それぞれ週に1回ずつ開催しています。
チャンバランド*
毎週土曜日15:30 〜 17:00
大人の会話教室*
毎週土曜日20:00 〜 21:30
無料体験できます☆
これは お月謝制(会費制)になっていて、チャンバラは8000円(1レッスン/2000円)、
会話教室は6500円(1レッスン/1650円)で それぞれ月4回のレッスンが受けられます。
自宅での個人運営ですので、大規模運営はできないためチャンバラは4名、会話教室は8名の定員としています。
現在は どちらの教室とも、定員いっぱいの登録があります*
なので
チャンバラ
月額8000円 × 4人 =3万2000円
会話教室
月額6500円 × 8人 = 5万2000円
2教室の合計 = 月々の売上8万4000円
はい、気づいちゃいましたでしょうか?
なんと信長くん、週に1日 たったの3時間働くだけで、8万4000円の売上を達成しちゃってるんです!がびーん★
しかも、こういったスクール制のサービスには
「こちらが指定した時間に、お客さんが きてくれる」という究極のメリットがあります。
ですので、信長くんには「お客さんがいなくても店番をしなくちゃいけない」という縛りもありません☆
アルバイトと2教室の時間以外は、業務から完全に開放されています。
起業に興味があるなら知っておくべき「失敗する人達が やらないこと」↓
「私的なアイディアの起業が失敗する理由|個人事業の始め方」
補足:仕事をもらってみよう!
自分でお金を稼ぐ(事業所得を得る)仕組みをつくるのが難しいと感じる場合は、
「お金を稼ぐ仕組みが すでに出来上がっているところ」から仕事をもらってみるのもいいかもしれません。
たとえば ウーバーイーツ(UberEats)は、アルバイトやサラリーマンのような「雇用契約」を配達員と結ぶわけではなくて
ウーバーイーツ側が、配達業務を配達員(個人事業主)に委託しているので、その報酬は給与所得ではなく事業所得としてカウントされます。
※2021年8月現在
なので まずは、ウーバーイーツのように「お金を稼ぐ仕組みが すでに出来上がっているところ」から仕事をもらうことで
すこしずつ実践経験を積みながら、幸せとか仕事とは何なのかを考えてみたり、売上と経費の関係等について学んでいくのもありだと、僕は思います(^^)
月収・内訳
話をいったん整理しましょう。
週1日のアルバイトの給与
2万円 × 4週間 = 月8万円
週1日90分 × 2教室の売上
チャンバラ
月額8000円 × 4人 =3万2000円
会話教室
月額6500円 × 8人 = 5万2000円
2教室の合計 = 月々の売上8万4000円
つまり
週休5日で 月収16万4000円。
週5で昼ビール!
((爆))
・ぷち補足
これだとアルバイト給与が1年で96万円になってしまうので、
設定の年収88万円に落とすため、どこかで4日間(8万円分) さらに休日を増やす必要があります。
・・・働かなすぎですよ、織田さん。苦笑
なぜ この数字なのか?
さて、なぜ信長くんは「給与88万円 + 売上101万円 = 年収189万円」に こだわるのでしょうか?
実は この数字にこそ大きな意味があり、「所得控除」に関係しているからです。
「低所得世帯」
ちょいと細かい数字の話になりますが、
日本の税制度「所得控除」についてのお話をします。
今回説明する 週休5日で暮らす方法には「控除の仕組み」と「経費の仕組み」の2つの活用が必須になりますので、がんばって ついてきてくださいませ〜
税の仕組み(所得控除)について 簡単に説明すると。。。
収入から所得控除を引いた、残りのお金(所得)に税率をかけて、納税額が決められます。
たとえば 1年に200万円の収入があって、所得控除が100万円だとしたら
年収200万円 − 控除100万円 = 残金(所得)100万円
となって、この残金(所得)に対して税率がかけられ、納める税額が決められます。
年収200万円だった人は 所得が100万円でしたので、仮に税率が20%だとしたら
所得100万円 × 20% = 税金20万円 となり、お国に20万円納めることになります。
200万円稼いだら、手元に残るのは180万円ってこと。
(税金などを差し引いて残ったお金(この場合は180万円)のことを「手取り」と言います)
では、年収150万円で 控除が60万円だとしたら
年収150万円 − 控除60万円 = 残金(所得)90万円 × 税率20% =税金18万円
という結果になるのですが、
年収150万円の人は もともと生活がギリギリなので、納税による生活への影響が、年収200万円の人よりも重くなってしまいますよね?
そこで、負担が軽くなるように 低所得世帯のための税率軽減制度が用意されています。
(正しくは税ではなく、国民健康保険料の軽減制度)
先程の例に当てはめるなら、
年収150万円の低所得世帯には20%ではなく、1%だけの税率がかけられます。
なので、所得90万円の1%で、納税額は9000円のみになります(^^)
また税金に限らず、その他の低所得世帯のための支援やサービスも受けられるようになります*
※上にあげた例では計算しやすい数字を 僕が設定していますので、
正しい控除額や税率は国税庁、あるいはお住まいの地域の役場のホームページ等で ご確認ください
ちなみに、旅を仕事にしたら税金はどうなるのかを計算したことがあるのですが、それも紹介してみましたので
興味がありましたら〜↓
「日本の税制度の不思議|旅人が開業すると税金・国保料が安くなる理由」
稼いでるはずなのに?
お国に納める税額は
1年間の稼ぎの総額である「年収」から、所得控除を差し引いた残りの額「所得」に税率をかけて求める
というお話をしましたね*
では、信長くんの所得を計算して求めてみましょう。
(今回は国が定めた、公式の数字で計算していきます)
☆給与所得 = ゼロ円☆
アルバイト年収88万円 − 給与所得控除55万円 − 国保料基礎控除33万円 = ゼロ円
☆事業所得 = ゼロ円☆
個人事業年収101万円 − 青色申告控除65万円 − 経費36万円 = ゼロ円
☆総所得 = ゼロ円☆
給与所得ゼロ円 + 事業所得ゼロ円 = 総所得 ゼロ円
★税金 = 激安★
税金の計算をしようにも、あぁ悲しきかな。。。
そもそも 信長くんには、税率をかけるための「所得」が1円もありません(笑)
なので、「お金を稼いでいるにも関わらず」低所得世帯のための救済措置が発動し、わずか数万円の納税額が発生するだけとなります。
完全に
信長くんの戦略勝ちです。がびーん★
この低所得世帯ライン(所得控除の合計)を超えれば超えるほど
納税額が10万、30万、50万と どんどん膨れ上がっていきます。
「え?そんな仕組みなの?」と思った方は、毎月の給与明細の所得税や住民税、健康保険料の欄を確認してみてください。
信長くんは「すべての合計」が1ヶ月1400円ですよ。笑
所得が低くなると、こんな支援制度も活用できるようになります↓
「田舎の激安物件3DK家賃1万円台!低所得者(僕)の豊かな暮らし方*」
・ぷち余談
サラリーマンなどで国民健康保険以外の健康保険や、厚生年金に加入している場合は、
給与明細に記入されている金額の2倍の額を「全額自分で」支払っているかもしれません。
給与明細には会社と折半の額で記載されていて、お給料の振込額も間違いないよ!
そうツッコミたい気持ちもわかりますが、問題なのはそこじゃないのです。
この記事では詳細は説明しませんが、興味があれば「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方/橘 玲」という本を読んでみてください*
日本という国が、幼稚園から大学まで なぜ「サラリーマンを量産するための教育」をしているのかが、よぉ〜くわかります。苦笑
注意喚起!
低所得世帯になるということは、同時に「金融機関からの、返済能力の信用を失う」ということでもあります。
つまり
ビジネスや投資で「レバレッジを利かせることが難しくなるデメリット」を抱えることになります★
詳しくはコチラ↓
「節税の落とし穴|経費を増やし利益を減らすデメリット」
「経費」と「控除」
もう1つ、ここで僕が説明しておかなければならないのが、本日のメインテーマ「経費」についてです。
結論から言って、信長くんは「経費を ほとんどかけていないからこそ」、
週にたった3時間という短い時間で、目標利益(月5万4000円)を回収することができるんです。
逆に 経費をかければかけるほど、それを回収するために 労働時間を増やさなければなりませ〜ん
青色申告控除65万円
ここで新たに「目標利益(月5万4000円)」という言葉が出てきました。
この数字が いったいどこから出てきたのかと言うと、
事業所得の青色申告控除65万円、これを12ヶ月で割った1月分が約5万4000円となります。
つまり これが「非課税範囲内で」稼ぐことができる、「利益」のギリギリラインというわけです。
利益が月5万4000円を超えてしまうと、そこから先は課税対象となり
稼ぐほどに国民健康保険料の支払いも高くなっていきます。
だから、信長くんは この控除の65万円(利益65万円)を厳守しているわけです。
(正確に言うと、1年のトータル利益が65万円以下におさまってさえいれば、1ヶ月ごとの利益の大きさは関係ない)
補足として言っておくと
信長くんは お金や成功、名誉などではなく「自分や まわりの人の幸せ」を求めているので、
利益や事業拡大の追求は、そもそも最初から視野に はいっていないんです。
それがゆえの最強、週休5日。
利益が こんなに低いわけ
つづいて、経費について〜
信長くんは2教室で8万4000円の売上をあげていましたね*
さて、利益の求め方は「売上 − 経費 = 利益」なのですが
信長くんの場合、この目標利益の設定が 若干イレギュラーになっていて。。。
信長くんは、まず1番はじめに1年間の利益を65万円と設定してしまいました。
事業主なら目標として、少なくとも200万円(サラリーマンでいう年収200万円)くらいは狙うと思うんですけど、
それと比べると明らかに少なくなっています。
自営業やるからには、(たとえ目標だけだったとしても)年収1000万円くらいは目指しますしね。
というか、いくら所得控除範囲内に抑えたい!とは言え、
普通に考えれば年収65万円で生活なんて、できるわけがありません(笑)
でも、思い返してみてください
信長くんには週1で出勤している副業アルバイトの収入が、年間88万円あります☆
(しかも これも完全に非課税範囲内)
だから 年間で65万円、月々たった5万4000円の利益に抑えることができているわけです。
さて 利益5万4000円の理由が明らかになったところで、
もう一度「売上 − 経費 = 利益」の式を考えてみましょう。
売上8万4000円 − 経費 = 利益5万4000円
となるので、経費は月3万円であることがわかります。
さらに まだ続きますよ?笑
さすが戦略王です、信長くんは この経費3万円にも、ちょっとしたカラクリを仕掛けています。
経費3万円のカラクリ
信長くんは経費3万円の内、1万円を教室で使う備品の購入費などにあてています。
じゃあ残りの2万円は。。。
「自宅の家賃」です。
信長くんは、都会から離れた物価の安い土地で一人暮らしをしているので、
家屋自体は こじんまりとしているのですが、代わりに 小さな庭がついている物件に住んでいます。
そのお庭と、家の1室を教室で利用していて、
それがちょうど物件全体の7分の2のスペースになっています。
なので、家賃7万円の内、2万円は経費として落とすことができるようになります。
これで「家賃2万円、備品購入1万円で、経費の合計が3万円となる」ということがわかりました。
(家賃は、正確に言うと「自宅 兼 店舗家賃」となります)
鬼!重要な補足:必須の知識
サラリーマンの方など、税計算とは あまり縁がない方の中には
「家賃2万円が経費になったから何なの?」と思う方もいらっしゃるかもですが、ここが経営者 最大のメリットであって、絶対におさえておいてもらいたいポイントです!
ただ そこまで説明していたら、とんでもなく記事が長くなってしまいますので、その解説は省略させていただきます。。。
なので お手数ですが、この部分は各自で調べていただきますよう、何卒よろしくお願いいたします〜
ここの理解が加われば、信長くんがやっていることの「真の価値」も完全に見えるようになります。
ちなみに 家賃に限らず、携帯などの通信費や車維持費など
プライベートで利用しているものでも、仕事と兼用になっていれば 基本的には経費に含めることができます。
大事なことなので、もう一度言います。
この「経費」の仕組みが、サラリーマンと経営者との間に 天と地ほどの差をつくります。
経費の魔力について一部紹介してみました↓
「貯金を減らさずに旅を続ける方法を閃いたので紹介します〜」
働き方のバリエーション
「週休5日」の信長くんの例をあげましたが、
他には どんな働き方があるのか、簡単に紹介してみますね〜
まずは おさらい。
・アルバイト
給与所得控除 55万円
・個人事業
青色申告控除 65万円
・国保料
基礎控除 33万円
→実際には「給与所得と事業所得の合計」に対して、国保料基礎控除が差し引かれる
控除の合計:153万円
また、個人事業では「かかった経費」も控除になりますので
153万円 + 経費分
これが「低所得世帯になるラインになっている」ってところがポイントです。
要は、ここさえ抑えておけば 1ヶ月に10日働いて20日は休み、
半年働いて 半年休みにしたりとか、そこの加減は 本人の気分やワークスタイルに合わせて、自由に調整することができます。
物価の安いインドで半年 ヨガ三昧☆ なんてのもありですよ(^^)
1日に必要な利益
個人事業の売上について深堀りしていきます。
1ヶ月に必要な利益は5万4000円です。
また、1ヶ月の内4日間はアルバイトで使います。
なので、休日を考えずに単純計算すると
5万4000円を26日で割れば、1日に必要な利益が求められるのですが
その額は、なんと
・
・
・
たったの 2077円。がびーん
(笑)
ヘアカット 1日1客(笑)
たとえば 道具を一式そろえて、おうち床屋(3500円/カット)をオープンしたとして〜
おうち床屋でも家賃は2万円、その他雑費1万円として
経費の合計は3万円になり、それを回収できる売上は。。。
「売上8万4000円 ÷ 26日 = 1日の必要売上3230円」になります。
なので
AM 10:30 1人目の来客
AM 11:30 カット終了 お客さん見送り
・
・
・
はい、店じまい。
(爆笑)
もしも1日に2人カットしたら休日を1日増やします。
4人カットしちゃったら休日を3日増やします。
4人カットする日が5日あったのなら、休日を15日増やしましょう!
Cafe *のんびり屋*
おうちカフェをオープンしたとして〜
経費で落とせる家賃は1万円、水やガス代などで1万5000円にしてみましょうか。
経費2万5000円を回収するために必要な売上は。。。
「(利益5万4000円 + 経費2万5000円) ÷ 26日 = 1日の必要売上3038円」になります。
また 床屋の場合は、道具を先に揃えるタイプでしたが
コーヒーは、商品が売れるごとに「原価(材料費 = 豆代)」も かかります。
今回は1杯40円の原価で、販売価格を500円に設定してみます。
(うちの近所の個人カフェは、だいたい1杯500円が平均的です)
なので、家賃など その他経費を考えずに「コーヒー単体での」利益を見ると、
1杯500円 − 原価40円 = 利益460円となります。
で、家賃などを含んで1日に回収が必要になる金額は、3038円でしたので
3038円 ÷ コーヒー単体の利益460円 = 6.6杯 になりました。
以上のことから、原価40円のコーヒーを1杯500円で売るとしたら
1日に必要なのは6〜7杯、売上は3000〜3500円であることがわかりました。
1時間に1杯以下か。
てことは
Cafe *のんびり屋*で のんびりしてるのは・・・ 店主の方かーい!
ちなみに回転率が低いというカフェ独特の問題は、テイクアウトを並行することで 多少改善できると思います。
あとは 自家製クッキーとか、原価と手間のかからなそうな手作りスイーツとかも添えてみれば、すぐ回収できるんじゃないかな(^^)
・・・ていうか、そもそもノルマが低いですからね(笑)
「一般的な働き方」をすると?
床屋とカフェの例は休日を考えず、1ヶ月に26日フルでオープンさせた場合(アルバイトが4日ある)の計算にしましたが、休日を週1・2回増やしたところで、ノルマが低いので大した重荷にはならないはずです。
だって普通なら、少なくとも20万円の利益が必要になるはずが、うちは たったの5万4000円でいいんですもん(笑)
なので、もしも「普通のお店のように」がんばって、
1日1万円くらいの利益を出したとしたら5〜6日で1ヶ月分の必要利益を回収できるので、アルバイト4日も合わせて10日働いたら、残りの20日は お店を閉めてください(笑)
それか 事業の利益10万円、アルバイトの給料14万円で1ヶ月 合計24万円という、
「一般的なサラリーマンと同じくらいの収入」が入るように がんばるとしたら、6ヶ月くらいで1年分のノルマを達成できます。
残りの半年は もう、アルバイトも自営業もする必要がありません(笑)
というか
「もう稼げない」ので 強制店じまい、強制ロングバケーションです(笑)(笑)
お金社会の鉄則も紹介してみました↓
「お金を払う人の心理|知らない人が損をし続ける社会の仕組み」
生活できんの?
本当にこれだけの収入で暮らせるのか、念のため もう1度 信長くんの生活費をふり返ってみましょう。
☆週1日のアルバイトの給与
2万円 × 4週間 = 月8万円
☆週1日3時間の教室の売上
チャンバラ
月額8000円 × 4人 =3万2000円
大人の会話教室
月額6500円 × 8人 = 5万2000円
2教室の合計 = 月々の売上8万4000円
☆総月収:16万4000円
(ただし、これだと年収が約196万円になってしまうので、約189万円になるよう「アルバイト」を減らして調整する必要がある)
☆暮らし
・家賃7万
・食費3万
・雑費4万
・年金1万6000
・国保料1400
・所得税ゼロ(笑)
・住民税ゼロ(笑)
生活費 合計:15万7400円
月収は16万4000円なので、差し引き6600円の余りが出ま〜す〜
どうでしょう、けっこう豊かな生活ができそうじゃないですか〜?
なんといってもこの人、週2日しか働いてませんからね?笑
こんな働き方もありなんですねぇ。。*
注意喚起!!
ここで1つ注意してもらいたいことがあるのですが、
実は信長くんは、僕の妄想上の人物でこの戦略も僕が個人的に考えたことで、専門家に聞いたり専門誌で読んだ内容ではありません。
だからこそ
「え、これホントに大丈夫?」と自分でも心配になってしまう(笑)ほど、収入を得る効率が上がりすぎてしまったので
もしもご自身で実践される場合は、お住まいの地域の税務署、あるいは国民健康保険の窓口にて「事前に、必ず!」ご確認ください。笑
よろしくお願いいたします〜
まとめ
経営の基礎的な考えとして「経費を なるべく抑えるべし」てのがある。
簡単に言えば
経費を大きくするほど、仕事量も多くなるし
経費を小さくするほど、仕事量は減らすことができますよ
という話。
僕の妄想上の人物・信長くんは、経費が ほぼゼロの個人事業を「会費制」で、週に1回運営している。
会費制(スクール制)なので、決まった時間に固定のお客さんがきてくれるので、
それ以外の時間にお店を開けておく(店番をする)必要がない。
そもそも経費が かかっていないので、これ以上 売上(営業時間)を伸ばす必要もない。
また週に1日アルバイトもしている。
これで税金(国民健康保険料)の「所得控除の合計153万円 + 経費分」まで回収できている。
だから残りの週5日は働く必要がない、つまり 週休5日。
ワークスタイルを変えれば、1ヶ月に10日働いて20日間は休み、
半年働いて 半年休みにしたりとか、自由に調整することができる。
それから超大切なことで、今回 もっとも伝えたかったことの1つが。。。
経費に含めるのは家賃に限らず、携帯などの通信費や車維持費など
プライベートで利用しているものでも、仕事と兼用になっていれば 基本的には経費に含めることができる
てこと。
この「経費」の仕組みが、サラリーマンと経営者との間に 天と地ほどの差をつくっています。
経費に含めるのには「プライベートとの割合」が関係してきますので、そこは各自で お勉強してくださいませ〜
最後に。。。!
信長くんと、一般的なサラリーマンや経営者とでは、明らかな違いが1つあります。
それは、信長くんが 仕事において
「利益を上げる(お金持ちになる)」ことを求めておらず、
「いかに働かないか」これを軸にして経営戦略を立てている
ということ。
だから、ほかの経営者たちとは 全然ちがった発想ができたんじゃないかな〜 って思います。
・・・というか、信長くんは僕ですからね。笑
僕ら人間が求めていることってね、お金じゃないんですよね。。*
(とか言いつつも、目指すは納税額日本一の長者!)
はい、以上~
僕なりの究極の時間確保方法、でした!
すべては ボランティア生活実現のため。。☆
ん〜数字の計算とか制度についてとか、いろいろ合ってるかな?
経費面とか、かなり適当に設定してます〜
ま、仕組みの解説がメインだし、そこは各自で確認してもらえばいっか。
そのへん どうぞよろしく〜。笑
ではでは
最後までお読みくださり ありがとうございました(^^)
この記事が すこしでもお役に立ちましたら 嬉しいです☆
今日が皆さんにとって よき日となりますように*