大阪あいりん地区|超お金持ちでもホームレス生活をしていたりする

「お金をいくら稼いでも幸せになれない人」と「平均年収以下で豊かな人生を送っている人」の違いが、よくわかる話。

大阪あいりん地区

大阪市西成区、新今宮駅の南側に簡易宿所がたくさん集まる場所があり、そこは「あいりん地区」と呼ばれている。

簡易宿所は一泊1500円以下で宿泊できる所が多いので、
この地区には生活費をおさえたい、日雇い労働者や求職者が多く集まっています。

大阪西成区あいりん地区(安宿の料金表)の写真

大阪西成区あいりん地区(ラーメン屋)の写真
味自慢のラーメンは200円

そんな土地柄のためか、ホームレスの方もたくさん集まっています。
(道路脇にはホームレスの荷物がたくさん置かれていました)

また、あいりん地区は立地が良く、大阪観光にうってつけなのでバックパッカーなど、
宿泊費をおさえたい旅行者にも人気の滞在地になっています。

僕の旅友達も何人か実際に宿泊していて、個室の写真を見せてくれたので載せておきます〜

大阪あいりん地区の簡易宿所(安ホテル)の写真

トイレシャワーは共同で、一泊950円。

寝るだけなら快適そう。

ちなみに僕は、新今宮駅すぐ横の「ホテル新今宮」に宿泊してみました。

カプセルだけど個室で、机と椅子、テレビもついてるのでとても快適でした☆

大阪西成区ホテル新今宮の個室(カプセルホテル)の写真

大阪西成区ホテル新今宮のベッド(カプセルホテル)の写真

大浴場も利用できて一泊1260円。

あいりん地区は物価も比較的安くなっているようでした。

飲み物の自動販売機〜

大阪西成区あいりん地区(激安自動販売機)の写真

50円。笑

僕が見た限りではお惣菜、お弁当屋さんはイオンのスーパーと同じくらいか、それよりちょっと安いくらいな感じでした。
でも100円以下でお惣菜パックを買えるお店もあると、友達は言ってました~

大阪西成区あいりん地区(居酒屋のビールとホルモン)の写真
値段忘れちゃったけど、立ち飲み屋では安くて美味しいホルモンをいただいてきました☆

自転車がたくさん停めてありましたが、交通費の節約をする人が多いのかな?

大阪西成区あいりん地区(自転車)の写真

軽く余談:噂について

「あいりん地区は危険地域で変な人しかいないから、絶対に近づいてはいけない」そう思っている方もいますが、そんなことはありません。
(2018年現在)

ただ滞在費をおさえたい旅行者、日雇い労働者や求職中の方が集まっているだけです〜
時間が合えば一緒に飲んだりしてくれますし、食べ物や飲み物をご馳走してくれる優しい人達だっています(^^)

※もちろん冷やかしとか、いかにも観光なノリで歩き回るのはNGですよ

大阪西成区あいりん地区(居酒屋)の写真
↑あいりん地区の居酒屋

大阪西成区あいりん地区(夜)の写真

人通りが少なくて雰囲気がちょっと怖い場所もあるし、中には良からぬことを考える人もいるかもしれないけど・・・

でも、そういう場所があるのは大阪に限った話じゃありませんしね〜

お金 と 幸せ

あいりん地区にはホームレスの方がたくさんいたので、まずは「ホームレスとお金」の話を、それから「お金と幸せ(日本人に必要なお金はいくらなのか?)」に関する話をいたします〜

ホームレスとは、そのまんま「住む家を持たずに路上で生活をする人」のこと。

「人の心や人生が豊かなものになるかどうか、それを決めるのはお金じゃない」
そのことに気づいた超お金持ち達は、お金が溢れる生活から自ら遠ざかっていました。

お金なんていくら稼いだところで幸せにはなれませんからね↓
「好きなことして生きるのは幸せ」は誤解|まだお金欲しいの?

お金持ちのホームレス

自転車日本一周中に宿泊していたホテル(ゲストハウス)の共有スペースで、ほかの宿泊客とホームレスに関する話をしている時、
横でそれを聞いていたAさんが、なんとも穏やかな口調で「ホームレスいいですよね〜」と言いながら話に加わってくれました。

Aさんの話を聞いていると

路上生活をする人の中には、実は超お金持ちで しかも妻子のいるの人もいたりするんですよ〜

という話題が出てきた。

大阪西成区あいりん地区の写真
昼のあいりん地区〜

Aさんの知り合いに超お金持ちの人(大企業の会長だったかな?)がいるのですが、
その人は「購入しない・他人から物をもらわない」というルールを自ら決めて、ホームレス生活を選びました。

食べ物も衣類も、自分に必要なものは全て拾い集めているそうです。

ちなみに、そうやって自分は橋の下での路上生活を楽しんでいるけど、でも、妻と子供はちゃんとした一軒家に住まわせています。

家族を選んだお金持ち

ホームレスではありませんが もう1人、僕が実際にお会いした「一度大金を手に入れたけど、自らお金から遠ざかった人」のお話。

彼は現在70歳で、数十年前はニューヨークで画家として活動していました。

そして こんなことを言っていました。。。

ちょっと絵を描くだけで、それが数千ドルになっちゃうんだよね〜
だから、あの時は遊び(お金)に溺れていたよ〜

(この時「えーこの人サラッと凄いこと言っちゃったよー!」と、心の中で叫びました)

米ドル紙幣の写真

その彼が、大金を稼げるニューヨークでの画家生活を離れた理由は「家族のため」だと言っていました。

僕に必要だったのはお金じゃなくて、「人」だってことに気づいたんだ〜

とのこと。

お金は どれくらい必要なのか?

彼らの話は、「お金だけあっても幸せにはなれない」ということの良い教訓になりました。

たしかにお金を手に入れれば入れるほど、お金を使ってできることの幅を広げることはできますし、
そのおかげで、いろいろな楽しさや快適さを得られるようにもなります。

けれど 最も大切なのは、大金を手に入れることよりも
「今、自分の目の前にある物事から幸せを感じようとすること(幸せを感じられる心を育てること)」なんじゃないかな〜と、僕は思うようになりました。

だってね、

もし仮に、身の回りにある物事や環境の中から、幸せを感じ取ることができるようになったとしたら、
それ以上の物(快楽とか)を新たに手に入れる必要がなくなるので、それと連動して、今以上のお金を手に入れる必要もなくなっていくからです。

画家さん達が いい例ですよね。

湘南・藤沢市辻堂の海(夕焼けと富士山)の写真

お金社会の中で暮らすのであれば、そりゃ最低限、生命を維持できるくらいのお金は必要だとは思います。

生命の危機、苦しさを常に感じるような環境では、幸せを感じることが難しくなってしまうからです。

(先程のお金持ちホームレスさんのように「お金がなくても生きる術( ≒ お金がなくても安心して暮らせるスキル)」を身につけていれば話は別ですが・・・そこまで辿り着けるのは、ほんの一握りの人だけでしょう(苦笑))

話が脱線しそうですし長くなりそうなので、ここらで軽くまとめておきます。。。

自分にないものを手に入れたいという「欲」を抑えられるようになるほど、
お金の必要性は薄まっていき、手に入れたい金額も小さくなっていきます。

ちがう言い方をすると

現状に「自ら」満足しようとしたり、あるいは「今の、ありのままの自分でいること」を受け入れることができれば、僕らの幸福度は自然に高くなっていく

僕は そんな風に思うんですよね。

御嶽山の山小屋・ニノ池山荘集合写真(出発前の大工さん達と)

まぁこれは理想の話であって、ただの綺麗事なのかもしれませんが〜

・・・でもでも、やっぱりさ、これこそが「ゆたかに生きることの本質」なんじゃないでしょうか。

「今」自分が楽しめることをしたり、目の前にいる人と幸せに過ごしていれば、それだけで心は満たされていくものですよね*

あ、僕の心が曇ってしまい日常を楽しめなくなっている時は、そのことを忘れている時かも。

もしもお金のことを考えて心が暗くなってしまったら、自分の周りにあるものを見つめ直すようにしよっと。

人の心や人生が豊かなものになるかどうか、それを決めるのはお金じゃないんだから。

欲をコントロールできるようになると、すべての物事の価値や世界の見え方が まるで変わってきます↓
努力する事がいかに無駄かを徹底的に解説します|人生は無意味

まとめ

溢れるようなお金を手に入れても、金銭的に裕福なその生活を自ら離れる人がいた。
理由は、彼らを幸せにできるものはお金ではなかったから。

もちろんお金があれば、好きな物を買えたりお金を使った娯楽など、できることを増やすことはできます。

でもお金以外にも、人の心を満たすことができるものはあるんですよね。

家族や友達とか、自然、動物 … and more

正装して高級レストランに行くのもいいけれど、友達がいれば100円のおつまみと缶ビールで楽しく過ごすことができます。

お金のことで心が曇ってしまったら、今目の前にある大切なものを見直してみるのもいいかもしれませんね*

はい、以上〜
大金を手に入れたのに自らそれを手放した人たちの話を聞いて、自分を幸せにしてくれるものは何なのか、今一度考えてみたよ日記、でした!

旅をしていると自分の知らない世界、知らない仕事や経験をした人たちに出会えるからおもしろいなぁ。。。

世界を旅しながら、星の数ほどの人々と話をしてみて気づいたこと〜↓
正しい生き方がわからないのは日本なら何やっても生活できるからです。

お金について僕が思うこと↓
30歳までにやるべきこと|平均年収気にして転職する前にやることあるよ

・お詫び

タイトルで誤解させてしまったかもですが、あいりん地区で出会ったホームレスの方のお話をしたかったわけではございません。

ややこしくて すみません。

超余談:僕が1番氣になったのは・・・

お金持ちホームレスの話をしてくれたAさん自身も、実は失業中で各地の安ホテルを転々と回っている状況だったのだけど。。。

ホテル周辺を散歩したり、お酒を飲みながら他の宿泊客と談笑して毎日を有意義に過ごしているように見えました。

Aさんは何事もないように明るく振舞っていただけかもしれないので、質問はしなかったけど、
個人的にはAさんの考え方や金銭状況が興味深かったです(笑)

そして何より「ホームレスいいですよね〜」という、意味深なセリフがめちゃめちゃ気になる・・・