キューバでスーパーや3階建のミニデパート(?)に入ってみて感じたことをもとに、経営(自営業)の基礎「無料でできることの徹底」について考えてみた。
購買意欲が湧きません(笑)
今日は楽しい楽しいショッピング〜♪
・・・とかいう気持ちに全ッ然ならない!
これって商売する上でかなり致命的。
物を売るならお客さんがそれを買いたくなるような、食べ物を売るなら食欲をそそるような、サービスを提供するならお客さんが依頼したくなるような工夫をいかにするかが大事やんね。
キューバで拙者が入ったお店からは全然それが伝わってこなかった。
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お店の様子
店内の雰囲気があまり良くない。
商品はただ棚に並べるだけ、照明が薄暗い、店員さんに元気がない(全然商品を売りたそうじゃない(笑))。
良い感じのちょっとした装飾も特になかったかな。
パッと見お洒落なレストランでも、用意されているナプキンに塵が乗っていたり、しおれた花がそのまま飾ってあるテーブルがあったり。
余談:売る物が無いのはしょうがない
スーパーって言っても、売ってるものが缶詰瓶詰めとか冷凍物ばかりで、そもそもキューバには大した商品が無いってのはしょうがないんですけどね。しかも品薄気味だし。
いやホント皆さんこれでよく生活できるな〜って思っちゃうレベル。
あ、上の写真はスーパーじゃないよ(笑)
町の所々にある小さな商店。
ここも品薄です。
商売を極めるとこうなります↓
「自営業の基礎!ありがとうを言うのは店員でなく、お金を払うお客さんです~」
無料でできることの徹底が大事
キューバの雰囲気が良くないお店に入ってみて、どういうところに気をつけたら良いのかってのがちょっとわかった気がする。
商売するならね、「無料でできること」を徹底するのが基本なんだってよ。
てことで、無料でできることをいくつか挙げてみる。
・店員の態度
「何を提供するか」も大事だけど現在は「誰がやるか」がとても重要な時代なので、「店員さんに惹かれてお店を選ぶ」お客さんが結構いる。
全く同じクオリティの料理、同じお値段のお店なら、無愛想でしかめっ面な店員さんのお店より、いつも笑顔で優しくて素敵な店員さんがいる方を選びますよね(^^)
お客さん自身が気付いているかはわからないけど「あの店員さん達がいるから(あの接客があるから)、あのお店に行こう」ってのが、実はお店選びの際にかなり影響しているでござる。
素敵な店員さんになりたいならこういうことに気をつけよう↓
「負のオーラを放つ僕が他人に好かれる人間になった7つのコツ!!」
日本でも店員さんが放つバイブスが意識出来てないお店は結構多い。
これが出来てるか出来てないかで、利益の桁が変わります☆
・クリンリネス
当然だけど、綺麗なら綺麗なほど良い。
窓の桟のホコリや床の髪の毛一本まで徹底してるのはプロ。
・成功している同業者の研究
自分よりも繁盛しているお店があるのなら、それを徹底的に研究し真似する。
そして同じレベルのラインに立ったら、それを一歩超える為の案を考える。
・照明と音楽
料理やお酒を美味しく感じさせる(味覚に影響を与える)など、良い刺激を与える音楽や照明もありますよ♪
提供するサービスに合わせた色、明るさの証明に調整するのが大切です!
まあ落ち着いた雰囲気にしたいなら暗め、楽しく賑やかにするなら明るくするってのは当たり前かもだけど。。。
料理屋なのにお店の雰囲気を優先しすぎて、料理が不味く見える照明使いになっていないか要注意〜
料理とお酒を味わってもらいたいのか、食事の場を楽しんでもらいたいのか、お店の雰囲気を楽しんでもらいたいのか、同席者との会話に集中してもらいたいのかなどなど、何をコンセプトにするかで証明や音楽・・・というか食器から家具までお店の全てを調整する必要があるのは当然ですよね☆
ちなみに内装や装飾(色の視覚効果やデザイン)で、客の出入りをコントロールすることができます〜
例えば、客単価が低いならお客の出入りを増やす(回転率を上げる)効果、料金が時間制なら時間を短く感じさせる(実際の2時間を1時間に感じさせる)効果を使ったりね〜
– 帰国後の追記 –
とあるスーパーマーケット(イオン系列)では店内アナウンス(声のトーンや話し方)から、BGMに商品の配置・装飾まで、購買意欲を高める効果を超徹底的に突き詰めているのを感じた。
「そんなの物販系にしか当てはまらないことで、それ以外では参考にならない」と思う人もいるだろうけど、拙者が言いたいのは「ターゲットの客層が求めること」をしっかり分析して、それに合わせたサービスの徹底の仕方を参考にすると良いよってことです。
自分のお店をどんな風にして、どんなお客さんを集めたいのかよく考えましょう。
ついでにもう一つ言うと、そのサービスが本当に現代の世の中に求められている(商売として成り立つ)サービスなのかよく考えましょう。
はい、追記終わり。
・パフォーマンスを考える
例えばレストランなら調理段階で普段は厨房内で行っていることを、パフォーマンスの一環として披露して客寄せのネタにしてしまう。
・物の配置
日本のスーパーやコンビニとかは、お客さんがどういう動き方をするかをめっちゃ計算して、それぞれのコーナーの配置を決めてるってのを聞いたことある。
あと陳列の仕方ね、お店のタイプによってどの商品を何個くらい、どうやって並べるか。
さてさて。。。
本気で商売するとなると意識しなきゃいけないことはもっとたくさんあるんだけど、ひとまず素人でもパッと思い浮かぶことは上に挙げたようなこと。
で、これらを一言で表すと・・・
「無料でできること」
商売するならまずはお金をかけずに出来ることを徹底するのが大事なんです。
あ、もちろん提供する商品やサービスのクオリティが高いことが前提でね。
言われてみれば確かに全然繁盛していないお店は、これらのうちのどれかが抜けているかもね。
キューバのお店だってこれを意識すれば、お金をかけずにガラッとお店の雰囲気を変えて良くすることができるはずさね。
・・・照明に関しては「明るくするには電気代がかかる」って意見もありそうだけど、なにもお洒落な電気スタンドとか高い照明器具を設置しろと言うわけではないので勘弁してください(笑)
拙者が商売論を学んだのはこちらの宿のオーナーから↓
「世界最高の日本人宿カサカサ」
まとめ:キューバのお店を改善する方法
キューバのお店に入った時、購買意欲が全然湧かなかった。
その原因の一つには「無料でできること」の徹底が欠けているってのがある。
商売をする際、お金をかけずにできることでも本気でやるかやらないかで、集客率(売り上げ)は大きく変化するんよね。
例えば「店員の質向上」とか「クリンリネス」など。
それが実際にお客さんに影響しているってのを理解するのに持ってこいなキューバのお店でしたとさ〜
ま、キューバは社会主義で「もともと一生懸命働く習慣が無かった」から仕方ないかもなんだけどね〜
社会主義なので驚いた↓
「え?キューバ人仕事してるじゃん!って思ったハバナ。」
こんな記事もあるよ↓
「チップ制度|キューバに行ったらカナダの接客クオリティが高い理由がわかった」
「地域活性化成功のカギ!まずは自分の心を健康に保てるようにしよう!」
以上!
キューバのお店の雰囲気があまりにも暗かったので、ついでに商売論とかを考えてみた日記でした〜
「Reyがいるからあのお店に行きたい」そんな風に思ってもらえる人間になれるよう努力します!