フィリピンは子だくさん
フィリピンの祝日・教師の日に、ショッピングモールに行ってみたら先生だらけで驚きました、マジで(笑)
なぜフィリピンには教師が沢山いるのか聞いてみたところ、
第1の理由が「フィリピンで1番必要とされている職種が教師だから」とのことでした。
理由はそのまんま、子供の数が増え続けているからです。
多いところでは1家族に10人を超える子供がいます。
てことで、子供が多い理由もフィリピン人に聞いてみました〜
1、宗教によるもの
2、教養によるもの
3、娯楽によるもの
1、宗教について
フィリピン人の多くはキリスト教徒です。
(カトリックとかプロテスタントなど詳しいことはわからないので、すいません、まとめてキリスト教で)
一部のキリスト教では避妊を認めていませんので
「避妊具(コンドーム)を買うこと」を恥じだと信じている人が多いとのこと。
「恥」には「ashame」を使っていたので、道徳的な意味での恥ってことかな。
また子供を持つこと自体が幸せであるという「教え」もあります。
2、教養について
宗教の教えでは 子供を持つことの幸せは大きいとされていますが、
子供が増えた後の生活のビジョンまで 計算することができない人が多くいることも要因の1つ。
ちなみに フィリピン人の先生が言うには
子供が10人以上いたら、その家族は富裕層か低所得層のどちらかなのだそう。
理由は、富裕層はお金に余裕があるから子供をつくり、
中間層は生活に合わせて子供の数をある程度コントロールできているから。
・・・と言っても、
日本人でも ここまで計算してる人は少ないですけどね↓
「生涯いくら必要なのか│老後資金4000万円、養育費や介護費どう貯める?」
3、娯楽?について
フィリピン(途上国)では低所得層の家族に子供の数が多い傾向があります。
仕事が少なく自宅での空き時間が多いため、
(時間を潰す目的という訳ではないが)男女の間で そういった流れになりやすい、
でも 避妊具がない、という悪循環がある。
避妊具自体の値段は高くはないですが、
金銭・宗教上の理由から購入する人は少ないのが現状。
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国の政策
さすがに国としても子供の数が増え続けることに歯止めをかける為、2012年に人口抑制法を成立。
学校での性教育、家族計画に関する情報を提供したり、
避妊具を無料で配って避妊の意識を持てるような政策も始めています。
ただ、これまで信じてきた教えを国全体で破ることになってしまうため、
それが大きな問題になり、政策を受け入れるかどうかは 今のところ個人の選択次第。
余談:フィリピンは成長期?
これは経済の話なのですが。。。
フィリピン含む途上国では、子供が多くなって人口構成が△ピラミッド型になる傾向があります。
これは戦後の日本と同じで「これから成長していくぞ!」って時に見られる動きです。
一方の日本はそれが終わって、人口構成が逆三角形(子供より年配の方の数が多い)になっています。
すると消費者が減り、物の消費も減る。
そしてますます経済が衰退していきます。
がびーん・・・
軽くまとめ
フィリピンでは子供の数が増えている。
その理由としては「宗教」「教養」「娯楽」などがあげられる。
国としても歯止めをかけるために、人口抑制法を作ってみた。
が、今のところその政策を受け入れるかどうかは、個人の選択次第となっている。
はい、以上〜
フィリピンに子供がたくさんいる理由を現地で生活するフィリピン人達に聞いてみたよ日記でした!
教師の日の 凄まじい様子はこちら↓
「フィリピンの祝日・教師の日はデパートが先生で溢れて凄いよ!」
超余談:自分の老後について考えてみる
フィリピンでは子供が将来親のケアをすることが一般的で、
平均4、5人は子供がいて、みんなで協力して親の面倒をみるのだそう。
素敵な家族愛。
でも僕の場合、そう簡単に たくさん子供を持つことはできないと思っています。
家族を持つ(超子沢山になる)ことの幸せよりも、
貧しくて厳しい生活をすることを避けたい気持ちの方が強いからです。
子供1人育てるのにもそれなりのお金が必要になると思っているので〜
不等号で表すと。。。
貧しさによる不幸せ > 子だくさんによる幸せ
こんな感じかな?
子供を持ったことないんだけど、いつの間にかこんな意識ができていたなぁ。
フィリピンでは、上に記した不等号が逆・・・というか
そもそも「貧しい」と「不幸せ」と結びつかないのかもしれないですね。