キューバと言えばアメ車だけど、実はアメ車のほとんどがツーリスト用タクシー。
そして社会主義だから商売っ気が無いと思っている人もいるだろうけど、活気のある地域だってある。
キューバの止まっていた時計は既に動き出している。
転換期にあるキューバ
キューバは1961年にアメリカと国交断絶して、そのあとソ連と仲良くなったけどソ連は1991年に崩壊したから孤立しちゃってたんよ。
(「共産」繋がりで中国とは国交あったのかな?車は詳しくないけど、キューバでは中国の車が結構走ってるみたいだし)
社会主義のせいか(おそらく)昔は商売にも活気が無かった。
ていうか自国で生産・消費してるものも限られてるし、売る物(商品)がなかったはずだからね。
インターネットの普及だってまだまだです。
てことで、も〜いろんな意味で他の(先進)国から遅れている。
そんなキューバもソ連崩壊後、1990年代に自営業が認められ2010年には自営規制がさらに緩和されて、個人事業主が増え始めている。
2017年現在では50年も続いたアメリカとの国交断絶が回復に向かっている。
キューバは今大きな変化の中にある。
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変わりゆく景色
キューバを歩いていてインパクトの強かったことがいくつかあるのでご紹介。
インパクトを受けたのには、キューバ渡航前に「50年前に時間が止まってしまったキューバ」ってフレーズを何かで読んだ影響が強く出てると思うけど・・・
・アメリカおし
星条旗柄の服やUSAと書かれた服を着てる人をよく見かけた。
街角にはアメリカとキューバの国旗が並んで掲げられていたり。
やっぱり国交回復は外国人(ツーリスト)だけでなくキューバ人も意識してるようですな。
・・・当然だよね、国の一大事だもんな(笑)
これから少しずつアメリカから物や人が流れ込んでいくのかな。
どこを歩いてもマクドナルドとかスターバックスを見かけるようになったらなんかおもしろい、てかそんなのもうキューバじゃない(笑)
「外国資本の導入には規制をかけている」との話も耳にしたけど。
一気に流れ込めばキューバ社会が崩壊するんだとか。
まあそりゃそうか、急にビジネスのプロ達が入り込んできたら、キューバ人じゃ太刀打ちできなそうだもんね。
・お車
アメ車とかソ連時代の旧車は一応走ってるけど、それ以外の普通〜な車がたくさん走ってるよ。
こういうやつ↓
古い建物と旧車なイメージのキューバは何処へやらって感じじゃない?
ハバナ・トリニダーを観光した感じでは、アメ車は完全にツーリスト用タクシーやね。
そのためにピッカピカに磨いてお手入れされてます。
それ以外の旧車は一般人が乗ってるのかしらね?
こういうの↓
これってソ連時代の車?
ちなみに朝方、まだ観光客が動きだす前なんかは旧車は全然走ってなかった。
・ツーリスト向け施設の増加
ツーリストが集まる地区では綺麗なお土産屋さん、衛生的で高級なレストラン・ホテルがジワジワ増えてる様子。
ステージ付きのレストラン・バーなんかも数軒見かけた。
働くキューバ人
お金を稼ぐことが好きな人はしっかり働いてます。
お店を綺麗に保ち、客引きしてます。
キューバ人は仕事にやる気がないもんだとばっかり思ってたから、これは衝撃的だったなぁ。
「仕事」に焦点を当てて書いた記事↓
「え?キューバ人仕事してるじゃん!って思ったハバナ。」
その反面、庶民的な食堂や売店の店員にはやる気が無い人がまだまだ多い。
まとめ:キューバは変化してるぜ!
アメリカの星条旗やUSAの文字を所々で見かけ、旧車がツーリスト用になっていく一方で新しい車が町を走り抜けている。
また(一部の都市では)綺麗なお店が建ち並び積極的にツーリストを迎え入れ、一生懸命働いてお金を稼いでいる。
観光ガイドブックでは「50年前に時間が止まってしまったキューバ」なんて文言も見かけるが、2017年にいざ現地に行ってみたら、その止まっていた時計はとっくに動き出していたんだな、そう感じたキューバ滞在3週間だった。
きっとたくさんの人や車が行き交い賑やかで忙しく見える通りが、それをより強く感じさせてきたんじゃないかぁ。。。
以上!
渡航前に想像していた国と全然違ったキューバについて書いてみました〜
2017年のハバナは超おもしろい↓
「歩くだけで面白い!キューバのハバナは町全体が観光スポットでした〜」
もっと昔のキューバを見てみたかったなとも思うけど、今まさに巨大な変化の中にあるキューバをこの目で見ることができて良かった。
おまけ
煙草は吸えないけど、葉巻は肺に入れなくて良いらしいので試してみた。
一吸いでモノッ凄く強い香りがして、その後数十分鼻の中に香りが残って大変だった。
あと、からい(舌がピリピリ)。