入国審査の厳しいアメリカ国境でトラブル|パスポートにイスラム圏渡航録ありました

アメリカ旅行録

カナダのバンクーバーからシアトルまで、車で小旅行に行ってきた時の話~

イスラム圏の渡航歴

アメリカ入国時、僕のパスポートをチェックしている際に問題が発生。

5年くらい前にヨルダンに行ったことがあったのですが、その出国スタンプが見当たらない・・・

それからシリアのビザを持っていたことも疑われてしまった要因の1つぽかったです。
(渡航前に情勢が悪化したのでシリアには入国しなかったけど)

なぜヨルダンの出国スタンプがないんだ?と聞かれましたが、何年も前のことだから その状況を思い出せないし、どうしようもなくて、とりあえず座って待てとのことだったので おとなしく指示に従うことに。

その間は同行していた友達の分も含めて全員のカバンの中身、カメラの写真データ、そして車の中まで全てをチェックされていた様子。

すんごい時間かかる

待つこと3時間・・・

変化なし。

さすがに友達がイライラし始めてて、別に僕は悪くないんだけどさ、なんか申し訳ない氣持ちになっちゃうよね(´_ゝ`)
頼むから急いでくれ審査官ー! そして入国スタンプを押してくれー!

さらに30分が経過したところで、ようやく進展が。

1人ずつ個別に呼ばれて、これまでの渡航歴や今回の旅行メンバーと出会った経緯に関して、簡単に質疑応答を受けます。

ちなみにメンバーはバンクーバーで一緒に住んでいるドイツ人カップル、ブラジル人と、そのブラジル人の友達のブラジル人。

そして最後に僕の番・・・かと思いきや呼ばれず。

こ、これは雲行きが怪しい・・・

で、その30分後に やっと僕も呼ばれた(´_ゝ`)ふう

と思ったら

僕だけ別のとこに連れてかれた

あ!

これあれだー!
個室に連れてかれて色々調べられるやつだー!!

個室で取り締まり

実は呼ばれる前から、けっこう緊張してたんですよね。

なぜかって?

「旅にでるけど、帰国は いつになるかわからない」とかカッコつけたこと言って日本を飛び出してきて、出国から まさかの半年未満で強制送還なんて恥ずかしいオチになるんじゃないかと恐れていたわけさ。

そして個室に呼ばれて その緊張が一氣に高まり・・・

記憶喪失。

は、ちょっと言い過ぎかもしれないけど、入国審査官1人と私服の人が2人いて、その人達が最初に自己紹介した時に、確かFBIって言ったと思うんですよね。

その瞬間は「なんかスゲーの出てきたー!!!」とか興奮してたのに、ネタにするのには1番大事なところなのに、極度の緊張で彼らの正体を忘れる(笑)

は!

まさか…

Men in Black的な何かをされたのか!?

んな訳ない。

まあそれはさておき、それから30分に渡り質疑応答が始まる。

内容は。。。

Q:米国渡航の目的
A:2泊3日の小旅行

Q:カナダのどこで何をしているのか
A:バンクーバーでウェイター

Q:過去に渡航経験のある国とその目的の説明
→特にイスラム圏(ヨルダン・イスラエル・エジプト)

Q:カナダ滞在後の予定
A:余った貯金で海外旅行

Q:旅費はどうやって貯めたのか
A:日本で仕事して

Q:カナダ渡航前の日本での仕事とその年収

Q:宗教は?
A:(一応)神道

Q:他の宗教の勉強をしたことあるか
A:なし

Q:日本の家族構成とそれぞれの職業など

こんなもんかな?

その後は僕と、僕の家族の情報をさらに詳しく調べるとのことで、再び待合室に戻され皆で待機。

まぁいくら調べたところで、なんも出てこないんですけどね。

空腹の果てに・・・

バンクーバーを出発する前、朝6時半に朝ごはんを食べてきたのですが、この時、すでに13時半過ぎ。

もうね、シアトル観光の時間がなくなるのが心配とか、そんなんどうでもよくなってきてね、
メンバー全員、とにかく何か食べれるところに早く行かせてくれ!という思いが強くなっていましたね。

僕の質疑応答が終わって合流してから、全員「I’m hungry.」とか食べ物の話しかしてない。マジで(笑)

あ、でも1人だけ究極にリラックスしてる人いたけど。

イミグレで寝てる友達の写真

いろんな意味でスゲーな。

そして30分後・・・

あ!

担当の審査官が入国スタンプ持って席についてるー!
皆ソワソワし始める。

早く押せ!
さあ今すぐその手に持ってる魔法のスタンプをポポポポーンってパスポートに押すのだ!
そうすれば僕たちは食べ物にありつけるのだ!!

さあ!!

押せ!!! あ、間違えた!

押してください!!!!

そして全員カウンターの前に呼ばれる。

まず、車から押収された僕が持っていたオレンジ2個のダメ出しを受ける。
動植物の国内への持ち込み禁止だからね。

いや、今は もうそんなことは どうでもいい。

早く次のステップに移ろうよ、審査官!

そしてイミグレで過ごすこと5時間

ついに

ガシャン・・・

・・・。

そうなんです。

僕、逮捕されちゃいました。



ウソです。

これはスタンプを押す音!!!!!!

うおぁぁぁああああーーーー!!!!!!!!!!!

ゲット!
アメリカ!ゲット!
間違えた、アメリカVISAゲット!

嬉しすぎて震えた((´_ゝ`))ぷるん

超絶大事な追記

あとになってパスポートをよくよく見返してみたら、ヨルダンの出国スタンプも入国スタンプも両方発見いたしました。

うぉーい! 入国審査官のただの見落としじゃねーか!

この時間ドロボーがー!!

あの審査官のせいで、僕らの旅行時間も、FBI(?)の人件費もめちゃくちゃムダになったじゃまいかー!!!

まとめみたいなの

あちらこちらと国をまたぎ、特にイスラム圏への入国記録がある場合、アメリカ入国時に入念に審査を受けることがある。

でも偽りなく質問に答えたら、入国することができた。
(まあただの旅行者なんだから入れて当たり前なんだけどね(笑))

このあとは普通にアメリカ観光してきましたとさ。

はい、以上〜
初めての左ハンドル運転だった上に、このハプニングでマジで疲れたけど無事アメリカに入国できたよ日記、でした!

運転に関するお話↓
怖い!海外で車を運転した時の注意点まとめ。左ハンドルでハイウェイ走行!

シアトル旅行記はコチラ↓
冬のシアトル観光|緑が少なくて寂しい町並み、それが超オシャレ。

余談の小話

おまけ1

氣になる質疑応答の一部を大公開!!

FBI(?) : Why did you go to Malaysia?

僕 : To eat something. (真顔)

おまけ2

この旅1番の幸せなできごと

マックの写真

入国後すぐに駆け込んだマックでビッグマックのセットを食べたこと。

食べ終わるまで誰も言葉を発しませんでした。

おまけ3

この旅行中、僕はカナダのワーホリビザを携帯していなかったんですよね。

で、アメリカからカナダに戻る時、イミグレでビザ見せろって言われた際に僕が「今は持ってない」って答えた瞬間、車内が一瞬にして緊張感Maxになりましたよね。笑

でも入国審査官から「イミグレを通過する時は随時携帯しろ」と忠告されただけで済み、無事通過できた後の車内は もちろん大爆笑☆